RSSリーダー
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2
Day by Day・51
(51)






何も変わることが無く、当麻の気持ちを無視して時間は過ぎていく。
予定していたマリーの滞在日程が延びるどころか、2日縮まってしまい、あと1時間もすればマリーが本来滞在する予定だった家から、迎えが来る。

当麻は溜息を吐く。




溜息を1つ吐くごとに、幸せが1つ消えていく。
そんなことを訊いたような気がするが、溜息を吐く前に、1つ、当麻の幸せは消えていこうとしているのだから、いまさら何度溜息を吐いても一緒、などと考えながら、リビングルームにあるソファに座って見る気もないテレビを付けていた。


マリー/フランソワーズの荷造りの手伝いを。と、先ほど部屋を訊ねたが、たった1週間だけだった滞在だったために、手伝いを必要とするほどではない。と、丁寧に断られた。


「情けないな・・・」


未だ、次の滞在先はどこか。
今後どのようにマリーと連絡を取ればいいのか、さりげなくマリーに訊ねていたが、上手く質問をかわされていたる気がしていた。


時計をちらちらと見ては、溜息が出る。





このままで、いいわけがない。
このままで、いいはずがない。







昨日、乗り遅れたバスを理由に当麻は学院へは行かなかった。その代わりに、マリーを連れ出してポレット・タウンに行き、その後は街へ出て一日中遊んだ。





初めて、マリーが乗ったという大観覧車の中で。
2人だけの空間で。

伝えたい言葉を避けて、当麻は自分の想いをマリーに伝えた。
ただ、伝えた。



伝えた。


伝わったはず。


マリーは知った。




「・・・・なかったことに、されるのかな・・・・、なんで?」








どうして?












何度か、ハウスキーパーであるメイ子がリビングを往復したが、当麻は気にもせず、右から左へ抜けていくだけのテレビ音声と、目蓋に焼き付いたまま離れない、マリーの笑顔を見つめていた中、訪問する予定の時間よりも、少し早く客人は篠原邸を訪れた。


玄関先に、置かれたマリーのトランクケース。




客を出迎えるために、ソファから立ち上がり玄関に向かった当麻は、トランクケースを手に持つ、マリーを見つけた。


「あ、当麻さん」
「マリー、あがってもらおうよ」
「・・・・いいえ、このまま行くわ」
「そんなに、慌てなくても・・・・・」
「当麻さん。短い間でしたけれど、ありがとう。お世話になりました・・・本当に、よくしていただいて、楽しかったわ」


マリーの言葉を耳にしながら、当麻は玄関の扉を開ける。


ーーーもう、2度と会うつもりがないような・・・ことを、言うんだね?







男が2人立っていた。

1人は、銀色の髪とアイスブルーの冷たい瞳。
当麻よりも背が高く、ラフに着こなしたスーツ姿がとてもよく似合う。


「こんにちは。マリーを迎えにきました」



当麻は自分と年令が変わらないように見えた、もう1人と視線が合う。
玄関先少し離れた場所で、手に持っていた煙草の火を消した仕草と、落ち着いた物腰で当麻に向かって会釈した姿。逆光で視界を遮られていたが、なんとなく見えるシルエットと、その雰囲気で自分よりも年上。と、勝手に判断した。


「・・・こんにちは」


”煙草”を吸っていた彼は、自分と同じ年であり、今週の火曜日から月見里(やまなし)学院へ編入が決まっている”島村ジョウ”であると、銀色の髪の男から紹介された。









耳に届いた名前と容姿がまったくかみ合ったいない、と思ったのは、ぼくだけだろうか?





















####

運転手として篠原邸までアルベルトとともにやって来たジョーは、車の中で待っている。と、言ったがアルベルトに無理矢理、篠原邸の玄関まで連れて来られた。


「来週から同室、になるんだ。挨拶しておいてもいいんじゃないか?」


車を降りて、ジョーが煙草に火を付けると、アルベルトはそれを取り上げて自分が吸った。


「・・・GARAMか。しかもお前、この紅箱・・・乱暴だな、強すぎて好みじゃない」
「自分のRoth-Handle、吸えばいいだろ?」
「切れた。昨日から、えらく量が増えてるじゃないか?」
「・・・・・いちいち数えてない、よ」
「お前用のストックが、2,3消えていた。吸い過ぎだろ?」
「数えてるの?」
「だから、オレの分が無くなったんでな・・・」
「ジェットのは?」
「アイツのか?・・知ってるか?・・・最近、アメリカン・スピリットのオーガニックに変えたのを」
「・・・・何?それ・・?」
「吸えば解る。性に合わん」


ジョーは箱からもう1本取りだして、ターボライターで火をつける。
紙が燃えゆく音が、草を含みジジジっと焼ける音が聞こえ、吸い込み火を呼び寄せる。
煙草に映った火を見つめながら、肺に吸いこんだ煙を軽く吐いて、再び深く、肺に流し込む白。

躯を冒す。


吸いこんだ霧が、ジョーのこころを隠す。
見なくていいように。

これ以上、考えなくていいように。






フランソワーズからの連絡がなかった昨夜。
ずっと、回線を繋げたまま朝を迎えた。


彼女の携帯電話へメールすればいい。
けれども、指が動かなかった。



実際に篠原邸で逢い、彼女がすべきことは終わった。
報告するような事はない。


言葉が浮かばなかった。
携帯電話を取りだして、新規メール作成を開く。


開いただけで、何を書けばいいのか、ジョーは解らなかった。



















アルベルトは、煙草を吸い終わり、ジョーの持つ携帯用灰皿にそれを押し込み歩き出した。
正門で、チャイムを鳴らす。
落ち着いた女性の声が聞こえ、門が開いた。

玄関のドアをノックする・・前に、資料の写真で見た男がドアを開けた。
















####

ジョーは、”声”だけではない、並んで立つ当麻とフランソワーズを見る。








苛々する。









焼けていく。


熱く、焼けただれていく内側。










フランソワーズの隣に、メンバーではない男がいる。
自分の知らない、男がいる。


彼女が微笑みかけるのは、彼。





苛々する。







吐く息は痛いくらいに冷たいのにも関わらず、胸は灼熱に狂う。












なぜ、連絡しなかった?

なぜ、応答しなかった?










昨日、何をした?














こいつが、キミの?






こいつが、キミを?


















キミは・・・・・・・・?















煙草が、煙が、毒が、恋しくてたまらなくなる。










「編入?」


篠原邸の、開け放たれたままの玄関ドア。
よく通る当麻の声に、、ジョーは目の前に立つ当麻へと視点を合わせた。


「ええ、短期ですが。・・・・今日、連れてきたのは、あなたもその学院に通っていると、マリーから訊きまして。何かあったときは、すみませんがよろしくお願いします」


アルベルトは、自分の後方に立つジョーへと振り返り、その腕を取り自分の隣に立たせたことにより、当麻はやっとジョーの姿を捕らえることができた。





日本名のガイジン。



いや、違う。



違うのか?




「初めまして、火曜日から寮の方へ入ります」
「学年は・・・」
「高3」
「・・・・ぼくと、同じですね。編入生の噂があったんですが、時期が・・・だから、ただの噂だと思ってました」
「海外生活が長かったんで、少し”荒れて”ますが、よろしく」


ーーー日系帰国子女か。




アルベルトに捕まれた腕を解きながら、視線を当麻を捕らえている。
ジョーの、その視線の鋭さは”よろしくお願い”する態度ではないように当麻は思えたが、”島村ジョウ”と名乗った彼に付きそう、銀髪の保護者、アルベルトの”荒れ”ている。と、言う言葉を理解したような気がした。


「日本の学校は、煙草・・・駄目だから。みつかったら退寮だよ。一応ぼくは今学期のRA(Resident Assistant)だから。何でも訊いてきてください」


当麻の言葉にジョーではなく、アルベルトが頷いた。


「・・・荷物、それだけ?」


唐突に自分に向けられた声に、ジョーが一体誰に向かって言っているのか、一瞬理解できなかった。


「・・・荷物」
「っええ、これだけ・・・・」
「車に運ぶ、よ」


ジョーはフランソワーズの隣にある、ギルモアが今回のために買ったエナメル加工された、ベージュのトランクケースに腕を伸ばし、それを玄関から運び出した。

アルベルトは呆れたように、ジョーの行動を見る。
どちらかと言えば、呆れている。と、言うよりも、ジョーのその態度がおもしろい。
フランソワーズが邸を出た後の、彼の様子をビデオカメラで撮ってフランソワーズに見せてやりたかったと、アルベルトは本気で思う。


「そろそろ、行こうか」


トランクケースを持って車へと戻っていくジョーから視線をマリー/フランソワーズに向けて、アルベルトは声をかけた。
彼女は頷いて、靴を履く。


「マリー・・・ぼくはまだ、君の連絡先を訊いてないんだけど・・・。教えてもくれる?来週末、東都タワーへ行こうよ」















ーーーそういうことか・・・・。












アルベルトは、当麻の言葉とその態度。瞳を揺らす”熱”に、彼がマリー/フランソワーズに抱いている感情を簡単に理解し、そしてジョーの煙草の減りが早い理由も”本当”の意味でわかった気がした。

昨日、008からちょっとしたハプニングがあったことを訊かされていた。
昨夜は、003と連絡が取れない様子だと、ギルモアが心配そうに漏らしていた。






<携帯電話、ならいいだろう。都合が悪くなれば変えればいい>


フランソワーズへと脳波通信で、伝えた。



















####

ギルモア邸に戻ってきたフランソワーズは、00メンバー、ギルモアに温かく迎えられて部屋で少しばかり休んだ後、夕食前のミーティングで篠原邸滞在中に得た情報を手早く報告し、夕食をすませてから地下のメンテナンス・ルームへと行き、ギルモアの検査を受け終えた。

予定よりも早く目覚めてしまったイワンだったが、眠り足りない様子で、いまだ夢の世界とこちらの世界を行き来していた。
そのために大変機嫌が悪く、フランソワーズがギルモア邸に戻ってきたと知ると、彼女の腕の中から離れようとしないので、検査中でもイワンを抱いた状態で行われ、いつもよりも倍の時間がかかった。
やっと寝付いたイワンを1階のリビングルームのベビーベッドに寝かせ、彼から解放されたのは深夜2時近くのことだった。

いつもの日常が戻ってきた。



ホームステイ先、でもあり、潜入先でもあった篠原邸での生活は、あくまでも”客人”として、もてなされていたために、”調査”以外の時間は退屈に思えるほど、のんびりとした時間を過ごしていた。

当麻が学院から帰ってきて、1時間ほど一緒にお茶を楽しみ、外へと出かけていく。
行動するのが、ほとんどが夕方から夜の時間となっていたが、季節的に日が長くなりはじめていたために、何も問題はなかった。

夕食もほとんどを外で済ましていた。
住み込みのハウスキーパーだったメイ子には、夕食を食べて帰る。と、携帯電話で連絡を入れるだけで良かった。


ギルモア邸を、離れて過ごした・・・・・人らしい日々。と、言えば、そうなのかもしれない。









楽しかった。

それが正直なフランソワーズの感想。

けれど、何かが違った。





リビングルームのソファに深く身を沈めながら、取りだした携帯電話。
3通のメールが届いていた。

2通は当麻から。
無事に家に着いたか、どうか。
東都タワー以外に、行きたいところがあれば、連絡が欲しい。というメッセージ。



もう1通は、一昨日の、いや、昨日。

フランソワーズは躯を跳ねさせるようにして、上半身を起こし、携帯電話を握りしめて液晶画面にかかれていた送信者の名前を見つめた。






届いていたのは、メッセージが打ち込まれていない、空メール。
何かのミスで送られたのだろう、そのメールの送信者は、"JOE/009”。


時間は、13;06AM
日付は、昨日。







何も書かれていない、メール。
けれども、ジョーは、連絡しようとしてくれた?


心配・・・してくれた?






篠原邸から、ギルモア邸へと向かう車の中で、彼はひと言も話さなかった。
ずっとアルベルトとのみ会話をし、ギルモア邸に戻ってきてからも、009とは会話しても”ジョー”としては、一度も会話する機会がなかった。

ミーティング後、地下の研究室に籠もったまま。
ギルモアの助手として、自分のメンテナンスに来るだろうと思っていた。が、ジョーは現れなかった。

学院へ潜入するための準備などで忙しいのだろう、と解っていても、これなら篠原邸にいた方がジョーをずっと身近に感じていた気がする。




声だけ。






声だけだった。





だから、欲張りになるこころを抑えるのに、苦労した。








声を聴いたから、逢いたくなる。

声を聴いたから、見つめたい。

声を聴いたから、触れたい。


そばに、いたい。









フランソワーズは全身で溜息を吐きながら、再びソファに深く身を沈めていった。
いつもより、躯が気怠く、熱いような気がする。

部屋に戻って休んだ方がいいのだが、冷たい皮の感触を躯が求めていた。





1度、口に出して”好き”と言ってしまったせいで、難しくなっている。
溢れ出る、”好き”と言う気持ちを、コントロールするのが、難しくなっている。


涸れることなく溢れる気持ちは、どうして?








どうして、こんなに好きなの?
どうして、彼なの?






こんなに好きになってしまって、どうしたらいいの?







怖い。










好きって怖い。
人を好きになるって、怖い。







当麻さんの気持ちが、もしも・・・・。
















彼の瞳に揺れた熱が、アランに似ていた。










怖い。















人を好きになると、人は浮かれされた熱に、狂う。

私も狂ってしまっているの?






もう、わからない。










好きなの。
ただ、好きなの。



003だから
私だから
フランソワーズだから



















手に持っていた携帯電話の感触がふと、無くなった気がした。























####

喉の乾きが気になり始めて、1階のキッチンへ足を向けると、リビングルームの電気がついていた。


ーーーまだ、誰か・・・・・・?



ドアを開けると、耳に聞こえてきたのは、微かな波の音に紛れた寝息。
それを規則正しく追いかける、時計の秒針。


そうっと、ソファに座る彼女に近づいて声をかけた。
名前を呼んで、肩に手を置き揺らしてみた。



深い夢の森へと足を踏み入れた彼女は、なかなかこちらに気が付かない。

このままソファで眠らせるわけにはいかないので、そっと彼女の背に、膝裏に腕をまわして抱き上げた。・・・・眠っている人間の体温の温かさに、ふと、頬が緩む。
力を失った躯は、自分の腕の中に身を委ねる。


抱き上げたとき、彼女が手に持っていた携帯電話が、ソファの上に落ちた。







フランソワーズほどではないが、視力が通常の人間よりも良すぎるジョーの、瞳に飛び込んで来たのは、液晶画面に映し出された、自分の名前。

思わず、フランソワーズを抱き抱えた状態で膝を折ってそれをみつめた。




メッセージの入っていない、空メール。





連絡が取れないフランソワーズに送ろうと、努力してみたものの、何を書いて良いか解らずに諦めた、それ。が、何のミスなのか、送信されてしまっていたようだった。




恥ずかしさに、全身が熱くなる。

器用に、フランソワーズの携帯電話を手に取って、彼女の部屋へと歩き出す。




彼女が起きないことを祈りながら。
誰にも会わないことを祈りながら。





自分の顔が、グレートが変身するタコよりも紅くなっているなんて、見たくもなく、知られたくもない。







フランソワーズの部屋のベッドに彼女を寝かせて、携帯電話を”ウサギさん”の隣に置いた。
健やかに、無防備に眠るフランソワーズの、髪を撫でた。


「・・・・・・お帰り、フランソワーズ・・・・」


絹糸のような、艶のある感触がジョーの手を離れがたく捕らえる。

不意に目蓋に甦った、当麻とフランソワーズが並んで立つ姿。
当麻が彼女を見ると、彼女も見上げるようにして、当麻を見つめた。

微笑んで。




ジョーの手が、フランソワーズの髪から離れた。



篠原当麻に、彼のために、微笑んでいた。
その微笑みが自分に向いていないことに、どろどろとした、醜い何かがジョーの躯を痺れさせる。










「ヤキモチか?・・・・煙草が増えた原因は」


アルベルトの言葉に、何も返事を返さなかった。
返事をする必要がない、からだった。





こんなにも辛いなんて。
・・・・・平気だと、思っていた。






キミが誰と想いを遂げようと。
キミが誰と将来を歩もうと。





キミが幸せなら、それでいい。と、覚悟していたのに・・・・・。




実際に、現実に、キミの隣に立つ男がいて。





キミはその男に微笑んで・・・・。


男からキミは、愛し、愛され・・・・・。






フランソワーズの眠るベッドから、ジョーはさっと身を引いた。
全身の血が煮えたぎるように熱く逆流していく感覚に焦る。


”絵”は薄れることなく、ハッキリとジョーの脳裏に甦った。


まあるく白い華奢な肩、にハチミツ色の甘い髪が寄り添う。
細い首筋から影を落とす鎖骨。
輝く真珠色の肌は、柔らかそうな自然の曲線を描いていた。

彼女をここへ連れてくるために、折れてしまいそうに細い線に触れていた、自分。



どっと吹き上がる汗に、顔が熱い。




偶然、アクシデント的に見てしまった、身に布らしきもの一枚も纏っていなかった躯。
メンテナンス・ルームでの一瞬出来事はきっちりと、”優秀な補助脳”に記録されたまま。


当麻と、フランソワーズが、重なる。






ジョーは逃げるように、フランソワーズの部屋から出ると、一気に階段を駆け下りて行った。
リビングルームのドアを開け、走り抜けるようにしてダイニングルームへと続くドアノブに手をかけようとしたとき、ジョーの手がドア開けるよりも早く、ダイニングルーム側から、ドアが開いた。


「だあっっ!驚かせんなっつうのっ」
「・・・・っ」
「っああ?!どうした?なんで、お前・・・そんなに紅い顔して・・・・」
「っっうるさいっっ」
「いっ?!」

どん!っと、勢いまかせにジェットを突き飛ばし、吹き飛ばされて尻餅をついたジェットの叫び声を背に聴きながら、ジョーは浴室へと走り込み、シャワーの冷たい水を服を着たまま、頭から浴びた。







愛し、愛される。





誰かの手で。





何度も、何度も、振り払おうとする、想像。




当麻が、フランソワーズが。フランソワーズを、当麻が。当麻に、フランソワーズが。フランソワーズが、当麻に。フランソワーズに、当麻が。


触れる、触れられる。









「消えろっっ・・・消えてくれっっ・・・・・消えろっっ!!!・・消えろっ!消えろっ!!・・・消えてくれっ!・・・嫌だ・・・見たくないっ知りたくないっ!消えろっっ!!!」



躯を叩きつける、冷水。



「・・・・頼むっ・・・・・もういいっ・・・・イヤだ・・・・・」








耐えられないっ!




嫌だっ。
フランソワーズっ!



・・・・キミが、他の男に触れられるなんてっっ耐えられないっ!!!


膝が落ちる。
振り上げた拳を、パワーセーブ解除のまま浴室の壁に叩きつけた。




ギルモア邸が爆音ととに・・・・・・揺れた。



1番に駆けつけたジェットは、無言でジョーの背後に立ち、バスタオルをぱさり。と、濡れたジョーの頭に落とした。


「・・・・風通しが良すぎねえか?・・・・・ストリップ・ショウでもさせたいのかよ、オレたちに」







====52へ続く


・ちょっと呟く・

・・・・9。
クールなキミではいられない、ね?
web拍手 by FC2
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。