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SCENARIO
<注意・大地くんのJ&Fですが、今更ですが(笑)桃色な(R13.5?)を含んでいますので、大丈夫な方だけお読みくださいね>

私にはこれが限界。

勉強しますw




















[SCENARIO]





耳に届く、台詞。
現実にあるようで、ない、”作られたお話”の中の甘い台詞が耳に届く前に、彼の、うわずったテノールの、甘えた台詞が重なる。


「n・・ん・・・?」


隣に座る彼の熱くなった息を、右側の首筋に感じて、柔らかな、くちびるの感触が円を描くように、押し付けられてた。
くちびるの感触とは違う、一段と熱くなった咥内から、ちらりとのぞいた舌があてられる。

彼女の香りを吸い込む彼の呼吸が首筋を這い、おねだりの意を含んだ舌が、ゆっくりと首すじから、あごへ。
顔のラインに沿い、耳へと移動していく。


空気に散る囁きが、英語の台詞とかぶった。





「・・・・ねえ、ジョー」


くすぐったくて、彼のくちびるが寄せられた方へと首を傾けた。


「ん?」


首を左右に揺らして、払いのけるハチミツ色の髪。


「あのね・・」


切なげに、こぼれ落ちそうなほどに大きな宝石を縁取る睫が小刻みに震えて。


「・・な、に、?」


ジョーがくちびるにはさんだ、耳朶の、彼が彼女に贈ったジニア・カット・ダイヤモンドのピアスを舌で弄ぶ。



「見られ、..n・・て…るの・・・っmよ?」


ぴたり。と、その動きが止まる。


「・・・・・・あ、そいうえば」








あ、そういえばじゃねえよっ!








映画を見るために消された、リビングルームのライト。
兄貴が義姉さんを口説き落として購入した、大きいだけの液晶最新型TVが映し出すのは、DVDレンタルでオレが選んだ映画。

移り変わるカメラワークに合わせて、彼らにそれらの色が反射する。







はじめは、軽く頬にキス・・・だった。
それが少しずつ・・・、暗い部屋のTVの落ち着かない明るさに、珍しくヤツの髪が艶のないブラウン・カラーに見えた。





面白くないのか?
興味がない?
飽きた?

・・・映画に集中できないのか?



ま、まさか、映画に触発された?




オレは映画よりも、ヤツの動きを追っていた。
それが、なんとも情けないやら、・・・・映画より興味深いやら!






・・・この映画を選んだときのヤツの顔を思い出すと、ヤツの好みじゃないんだろうけどさ!

オレがいるの分かっていてそういうこと!するかあああ?!ジョーっ!!



「そんな顔するなよ、・・・・こんな映画を選んだ、大地が悪い」



ジョーっ!てめえっ
オレを忘れてやがったなあああああああああ!!


しっかり、ここにいるんだぜっ!!
お前の隣にだっ!


しかも、オレのせいかよっオイ!


ここはっオレの家だぞおおおおおっ(正確には兄貴のだけど!)



「ジョー、この映画面白くない?」


ジョーからの、その・・・攻撃?催促?お誘い?から解放されたフランソワーズさんの、こぼれ落ちそうなほどに大きな瞳の色はカフェで見るよりも一段と深い瑠璃色の潤み、滲んだ目元がTVの光に反射して鈍く揺らぐ。


「いや、面白いよ・・・だから・・・・」
「・・・っ」


ジョーがフランソワーズさんの鎖骨あたりに吸い付いて、薄紅い花が1つ咲く。












すとおおおおおおおおおおおおおおおおおおっぷ!
(フランソワーズさんっそんな、ああ、そんなあ、ぅふわああああ・・・)




震える手で、フランソワーズさんはジョーを自分の首元から引きはがす。

オレもお手伝いしましょうか!
なんならいっそ、ジョーをこのままポイっしちゃってもいいんじゃないでしょうかっ!



「んもう、だめ、よ。・・・ここは邸じゃないのよ?」
「余計に、興奮する」


げえ!?


「駄目、大地さんがいらっしゃるのよ?」
「・・・見られるの、キライ?」
「そういうのって、間違ってるわ」
「刺激てき、って言わない?」
「見られたいの?」
「さあ、どうだろう?・・・いつもと違うキミに逢える?」
「・・・わからないわ・・でも、そうなると、・・・見られちゃうのよ?ね、”私”を見られるの」
「いやだ」
「そうでしょう?だったら、止めてください」
「・・・・・・・うん」


なんなんっすか!
その会話はっ!!

なに残念そうな顔してんだよっ、・・・・拗ねてるのか?



「それに、今日は萌子さんのご実家に大輝さんとお盆でお里帰りなさっていて、大地さん一人だと心配だから、私たちが”保護者”としてお邪魔しているのよ?ちゃんと、”保護者”していないと駄目なの」


め!と、小さい子を叱る、母親のようにジョーの頬を、つん。と、人差し指で押した、フランソワーズさん。
可愛いっす~・・・



っち!ジョーさえいなけりゃ、フランソワーズさんと2人きりだったのに!!



オレはぎゅううううううっと、義姉さんのお気に入りのクッションに力を入れて腕に抱き込んだ。


「保護者、か・・・大地」
「っなんだよ」
「・・・お子様は寝る時間、だろ?」




むっかあああああああああああああああ!!!


んだよっその嗤いはっ




「俺はちゃんと成人式をすませた、立派な大人だっつうのっ!」
「・・それじゃ、なんで俺らがいる?」
「知らねえよっ!義姉さんが勝手にフランソワーズさんに話し持ちかけてっ!」
「なあ、フラン?」


フランだあああああああ?!
フランソワーズさんはお菓子じゃねえ!


「なあに?」


ああん・・・・可愛いっすねえ、そのくりっとした瞳が、少し傾けた顔の動きと仕種が・・・!!!


ハチミツ色の髪も、力なく感じるけれど、その加減がゆったりと普段見る事ができないフランソワーズさん。
カフェで会うのとは違い、ここがオレの家(兄貴のだけど)で、リビングルームで、そして、オレのテリトリーにいるフランソワーズさんが、リラックスしている。

そんな姿が不思議。


それでいて、ちょっと恥ずかしい。




中学のときに初めてつき合った彼女を部屋に招き入れた、感覚に似ているかもしれない。
(今日はコブ・ジョーつきだけどな!)


どきどき、とした緊張と、渇きを覚える喉。
うずく胸はなかなか上手く肺に空気を送り込むことができなくて。
どこに視線をおけばいいのか、分からずに泳ぐ瞳。

何を話しをしたらいいのか、わからなくて。
ただ黙って、コンビニで買ったジュースを一気のみ。


彼女の、困ったような、うつむいた横顔と制服だけをよく覚えている。





懐かしい感覚を思い出させた。












「・・・俺たち、大地の大人としてのプライドを傷つけたみたい、だよ?やっぱり、いくらなんでも変だろ、20歳超えた男に”保護者なんて、さ」


ジョーの言葉に、ん~~~~、っと悩む、フランソワーズさん。

少し下がった眉が愛らしく、下唇を押し上げて、尖ったような、への字になったような、愛らしいくちびる。
妙に艶かしくツヤがあるように見えるのは、TVの光のせい?


「そうよねえ・・・確かに、失礼よね。大地さんはもう、きちんと成人なさった男の方ですもの,”保護者”なんて失礼だわ」
「だろ?・・・・行こうか?」


え?

な、なんか、変な方向に話が進んでませんか?

あれ?





よ、予定では、・・・お泊まりでしたよね?(4泊5日!ジョーも込み・・・くそっ)
あのさ、ジョー、いいんだぜ?


うん。
少しくらい、我慢するよ、オレ!
ジョーくらい、へっちゃらさっ(キラーん、と歯を光らせてみる。)




「j・・fらんそ・・・」
「そうね、やっぱり帰りましょう。・・・DVDは置いておくわね、大地さん」


ほへええ?!




あっさりと、義姉さんに頼まれた”オレの保護者”をあきらめて、花が咲くように、愛らしく微笑んだフランソワーズさん。
その言葉に、ふっと口元に何やら含みのある笑みのジョー。



「邸には、泊まるって行ってきてるから、・・・いつものとこ、でいい?」



はいいいい?
いつもの、とこ?!


って、どこですか?
そんなところがあるんですか?
なんでですか?


え、お宅へは戻らないんですか?






あ、映画!

映画が途中っすよ!



「も!やだ・・・・、大地さんがいらっしゃるのよっ」


カーペットが敷かれた床から立ち上がり、フランソワーズさんの頬が艶やかに染まる。
オレはそんな彼女を見上げる。と、その視界を塞ぐように、オレの隣にいたジョーも立ち上がった。


「じゃ、な・・・大地。ああ、昼には電話する、よ。昼はフランソワーズに作らせるから」


作らせるだとおお!


「そうね、お昼は私がちゃんと作ります。今日は外食だったものね。萌子さんがいらっしゃらないと、大地さんはインスタントばっかりになるって、心配してらしたから、萌子さんが帰っていらっしゃるまで、お食事はちゃんとさせていただくわ、ね?大地さん」
「え?あ、はい・・・どうも、あの、ヨロシクお願いします・・・え?で、でも」



ええっと、なぜ朝ご飯は飛ばされているんでしょう、か?
ねえ?


ねえ、ちょいとお二人さん?
(荷物は、置いたままなんです、・・・・ね?)




映画の世界はオレたちの会話を、状況を無視して流れていく。

映画と同じくらいの流れで、すんなりと2人はリビングルームを抜けて、玄関に向かう。
そんな2人の背を、慌てて追いかける、オレ。



話しが急すぎて、あの。
それに、あっさりし過ぎてませんか?
妙に聞き分けが良すぎませんか、フランソワーズさん???



玄関で、フランソワーズさんが履き始めた華奢なパンプスは、白。
甲の部分にギャザーが寄っていて、義姉さんがカワイイ!と、どこで買ったか訊ねていたものだ。
ジョーは、リーボックの黒のスニーカー。

よくよく知ると、あんまり服とかに興味がないらしい。
いい感じのTシャツを着ていたので、兄貴が目敏くジョーに訊ねていたら、返ってきた答えは、「ユニシロのセール500円」だった。



今日も、それを着ている。
今をときめく、レーシングカーのドライバーのくせに・・・、安上がりな男だ、オレの方がいいもん着てるぜ?

へへん♪






けどよお・・・・なんでそんなに格好よく着こなしてんだよ!ったく、オレの方がユニシロって言われても文句言えねえ!





「じゃあ、大地さん、おやすみなさい」


はっ!



「あ、あの、え?ほ、本当にかえt」
「じゃあな、”昼”に」


フランソワーズさんの腰に腕をまわして、自分へと引き寄せると玄関のドアを開ける。


「あ、え。う、うん、あの、でも、なんで。え?でもなんで昼?」
「・・・・・野暮なこと訊くな、”大人”、だろ?」


一段と色濃く薔薇色に染まったフランソワーズさんは、ジョーの胸に頬をすり寄せるようにして、顔を隠した。その彼女の肩を抱いて、ジョーのアンバー・カラーの瞳が妖艶に煌る。


「あんな映画を選んだ、大地が悪い。・・・・フランソワーズがその気になってたのに、黙って放っておくのは”男として問題だろ?」


え?あ?


・・・・・・えええ?!



フランソワーズさんが、その気!?



「・・・ジョーっ」


ジョーの胸の中のくぐもった抗議の声が、妙に色っぽい。
くすくすっと、喉で笑うジョーは・・・男のオレでも、どうしたらいいのかわからない。


「おやすみ、大地。ちゃんと戸締まりしろよ、何かあったら電話するように・・・・。なるべく邪魔するな、よ」
「・・・お、・・・う・・・」




ばたん。と、玄関のドアが閉まる。




3LDK+サンルームの、兄貴が買ったマンションは、カフェAudreyのビルのオーナーが紹介してくれた不動産屋を通して、”特別”料金で買った。ローン10年。

5年ほどたった今でも新築、真新しい雰囲気を未だに感じさせる。




背後のリビングルームで、聞こえる英語の台詞は、愛を囁く。
明るい廊下と玄関。
暗い、リビングルームに青白い光。











ジョーの声がリフレインする。

”フランソワーズがその気になってたのに、黙って放っておくのは”男として問題だろ?”




映画に触発されたのは、ジョーではなく・・・フランソワーズさん。





それで、ですか?
それで、あんなにあっさりと・・・ですか?


立ちつくすは、玄関先が妙に寒い。
熱帯夜の記録を更新し続ける、夏。

リビングルームから流れるエアコンの風が、北極圏の吹き荒ぶブリザードよりも冷たく背中に感じる。


携帯電話が、メールの着信を知らせた。


ジーンズのポケットからそれを取り出す。
フランソワーズさんからだった。


”おやすみなさい、大地さん。
もしも寂しかったら何時でもいいので電話をください、明日からは予定通りお泊まりしますから。
今夜のうちに、私、がんばりますね”





・・・・・・フランソワーズさん、それって、あの?
駄目押しって知ってますか?




その前に、何をがんばるのか、説明していただけないでしょうかあああああ?!





続けて、メールが届いた。

次はジョーからだ。


”俺もがんばります。昼前に電話をくれ、起きれるか自信ない”












・・・・・。










香奈恵さん、助けてください。
香奈恵さん。
ゲスト・ダンサーとしてヨーロッパをまわっている、香奈恵さん。
俺に今必要なのは、あなたのその強さです。



義姉さん、兄貴。
来年からは厭がらず、ちゃんと里帰りに同伴させていただきます。
正月も、帰ります。

田舎もたまにはいいっすよね。
もしかしたら、佳子ちゃんに逢えるかも、だし。
懐かしいなあ、彼女は地元の短大って聞いたから、もう働いているのかな?






寂しいよ。
オレ、猛烈に寂しいよ・・・。

あの2人がさった後、ここは地球で一番涼しい、いや・・・寒い場所になりました。


















####

「ジョー?」
「・・・なに?」
「あんまり、大地さんからかっちゃ駄目よ?」
「・・ん?」


車を走らせて、待ち合わせ場所へ急ぐ。


「だって、そうでしょう?・・・・他の方法もあったのに、あなたが考えた案は、恥ずかしくて・・・」
「・・・・ああ、まあ、・・・・上手くいっただろ?」
「そうだけど・・・・。イワンも、ひどいわ。当分動きはないって言っていたのに・・・」
「仕方ない、むこうはこっちの都合なんて考えてないんだ」


人気のない朽ち果てたビルの、駐車場。
目立たないように、ビルの影に車を止める。


「・・・わかってるわ、でも」
「なかなか寝ない、子どもが悪い」
「ま!・・・ジョーの方がお子様よ?」
「・・・ふうん」
「今夜中に終わればいいけれど」
「がんばるんだろ?」
「もちろん!003ですものっ」


車から降りた、003と009は、引力が引き合うように並んで立ち、ある方向へと視線をむけた。


「・・・・・・大地はきっと勘違いしてるだろうな」
「え?」
「いや、さっきのメールの内容に」
「?」


きょとん、とした。大きな瞳に、ジョーは苦笑する。


「終わったら、教えてあげる、よ。迎えがきた」


空に浮かぶ軍用機、その名は・・・。



「ドルフィン号だわ、002が運転しているの?」
「いや、004か008だろ。ここへは降ろせないからね」


オレンジ色の光が2人の視界に入り、彼が持つジェット音が聞こえた。


「キミから、行くんだ」
「了解」


降り立った、つんつんとした赤毛の髪が特徴の、仲間の1人が003へと腕をのばした。


「すぐ戻って来るぜ」
「ああ」
「2人いっぺんでもいいんだけどよ?」
「・・・・安全を重視したい」
「そうかよ、そんじゃあ待ってろ」


002に抱きかかえられる数秒前、003は009の頬に、いつもより少しだけ熱さを感じるキスを一つ。


「・・・・その気になったのは、本当なの」
「知ってる」


シャーペンの芯のように細い声は折れることなく、彼の耳に言葉を書いた。


「行くぜ」


002に抱きかかえられて、空へ。


「・・・・できたら”いつものところ”へ行きたかった、よ。それに、映画の続きも気になる・・・・。現実は映画のシナリオのように都合よくできてなくて・・悪いな、大地」


小さく溜め息をついて、そして・・・彼の視線は完全に009のものとなった。
















end.










・あとがき・


大地くんシリーズでやってはいけないと決めたルールをやぶりまくった・・・。

1)サイボーグはしない(笑)
2)9と3以外は出さない。・・・ように努力する(もう無理だな・・・)
3)描写は大人ちゅーまで!(ニュアンス的に、そうですよ~は有り。それ以外かけないからって、意外と書いている気がしないでも、ないんですが、どうでしょうねえ?)


私的に、桃色モードがんばった。=JとFもがんばるらしいからw

でもなんで”桃色”と言うんでしょ?・・・はて、なんででしょう?


ここはひとつ、檸檬?いや、それは違う。

完熟フルーツ?
・・・?

蜜月モード?あ、これは新婚さんですねえ。
ハチミツ、モードって・・・3の髪色だし(笑)

熟成?薫製?ジャム?
やっぱり、桃色なんですね。
ピンクて書くと、ダイレクトですし。


いつもお世話になっている色辞典で”ピンク”を検索。

チェリーでもいいかも・・・。あ。でも、別の意味もある。から却下。

やっぱり、桃色はももいろですね!

・・・あとがきになってない。ってか動揺してます・・・(汗)

大地くんとこでは、そういう描写を意外と書いてる気がするんだすでけど、どうなんでしょう?

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