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彼女とぼくと末っ子と/9.1.08’
ぼくはいつの間に眠ってしまったんだろう?
さっきまで彼女にミルクをもらって、そして・・・彼女が心地よく躯を揺らしてくれていたから、その揺れにぼくは、眠ってしまったようだ。




「・・・起きた?」



<?>




ああ、そうだ。

いつもはリビングルームでミルクを飲むけれど、今日は違った。
久しぶりに遠征先から戻ってきた、末っ子の部屋だ。

彼女は1秒たりとも、末っ子と離れたくないらしく、ミルクを作って、ぼくを末っ子の部屋に連れてきた。

持ち帰った仕事をしている彼のそばで、・・・・ミルクを飲んでいたんだっけ、ぼく。




「だめだよ、起こしたら・・・」




彼女へとのばした手を、末っ子の人差し指が邪魔をした。






彼女とぼくと末っ子と。


陽の傾いた光が、差し込む窓に薄いカーテンの影が揺れて、模様を形作る。
ルームライトが消された部屋が、徐々に夜の空気をまとい始めて。


末っ子が仕事をしていたパソコンデスクのモニターが、スリープ機能に切り替わった。





「・・・・お昼寝、もう少しだけつきあってあげて・・」






囁く声が、ぼくの前髪を撫でた。


ときおり、ぼくの頬に当たる、彼女の温かくて柔らかな胸が規則正しく上下し続けている。
同じタイミングで、ぼくの髪をくすぐるのは、大好きな彼女の寝息だ。


仰向けになっていた躯を、寝返りを打つようにして、彼女の方へむけようとしたら、末っ子の手が背中を押して、手伝ってくれた。


ぱふん。と、ぼくは彼女の胸に抱きつく。


彼女の手は、条件反射でぼくの背をぽん、ぽん。と、やさしくたたいてくれた。





彼女とぼくと末っ子と、ごろん。と、横になっているのはベッドの上。



マットレスが軋んだ。






ぼくを通り越して、末っ子は彼女へと腕をのばすと、ぼくの背にぴたり。と近づいた。
末っ子の手は何度も、何度も、彼女の背に肩に、腕に・・・髪へと、往復する。



彼女の安心しきった幸せな色の寝息が、僕の頭上を通り過ぎる。

そのうち、背中から末っ子の寝息も聞こえてきた。









彼女とぼくと末っ子と。
こういうの、川の字って言うらしい。
ぼくてきには、サンドウィッチの方が好きだ。



彼女はぼくを温かく抱きしめてくれる。
彼女とぼくを世界最強の末っ子が守ってくれる。









二つの寝息が追いかけっこする。
ぼくの頭上で2人の幸せ色の寝息に参加する時間がきたようだ。




ふああ。っと、あくびをひとつ。



彼女とぼくと末っ子と。












もう少しお昼寝してやるか。












☆9月1日。9と1はいいなあ。
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