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sleeping beauty・3
予定よりも長引いたミッションがやっと終わり、ギルモア邸へと向かうドルフィン号。
今回のミッションでは003の能力が必要不可欠で、ミッションのために立てた作戦の柱でもあったために、彼女は気を抜く暇もなく、満足な睡眠を取らせることもできなかった。

003であるときは一定の”距離”を保ちながら接することを、彼女に誓っている。







ドルフィン号の操縦を自動操縦に切り替えて、004に頼んだ。

「あと、2時間ほどで着くぞ?」
「・・・・だから、任せる」




003をドルフィン号のメンテナンスルームで見つけた。
ギルモア博士は俺が部屋に入って来たのを知ると、笑顔で俺を迎え入れる。


「何も問題ない。少しばかり休ませればええだけじゃ。ジョー・・・あとはお前に任せるぞ」


ギルモア博士の言葉に俺は頷く。
博士は笑顔で部屋を出て行った。



メンテナンスルームに置かれたベッドの上に腰掛ける003の隣に座り、彼女へと腕を伸ばし、抱きしめる。淡く彼女の髪から香る、それにオレはほっと安堵の息を吐き、その髪に顔を埋めた。
彼女は、オレの腕の中で躯の力を抜いて、すべてを預けてくる。



「・・・・本当に、大丈夫、か?」
「ええ、博士もそう仰ったでしょう?」

腕の中の彼女が動いて、零れそうなほどに大きな、空色の瞳で見上げてくる。
彼女の瞳に映る自分は、もう009ではないことがわかる。




「・・・ごめん」
「謝るなんて、おかしいわ」
「・・・・・キミに頼るしか、なかった」
「003ですもの。頼ってくれて嬉しいわ」
「・・・・・・003を、抱きしめたり、しない」
「まだ、邸についてないわ」
「・・・・・・・・・・・・いいんだ、俺のFrancoiseに戻れ、よ」
「も!・・・・我が儘よ、ジョー・・・・」


腕に力を入れて、より強く彼女の躯を自分の中に閉じこめた。


彼女の額に、キスをひとつ。
そして、もうひとつは、目蓋に。
もう、ふたつほど頬に。


心地よく目蓋を閉じて、受け止める真珠色の肌。






003からFrancoiseへと・・・生まれ変わる儀式。


躯に染まりきった、緊張を柔らかく俺が解き放つ。
躯に染まりきった、戦士の衣を俺が脱がす。

躯に染まりきった、戦いの臭いなど・・・・・キミには似合わない。





「・・・・ジョー」

「・・・・・・もっと、甘えろ・・・・・そして忘れろ・・・・”視た”もの”聴いた”もの・・・すべて吐き出せ、よ。俺が引き受ける・・・・俺が、全部・・・・・」

「・・・無理よ。忘れることなんて・・・出来ないわ・・」

「・・・・・できる。俺が忘れさせる」

「・・・・・・・・・・もう少しで、邸よ?・・・・お願い。009・・・ここは、だめよ」



「・・・・・いいんだ、ここで。1秒でも早く・・・・・キミに・・・」









幸せな夢を・・・・・。

















end.















・あとがき・

大地くん・シリーズのジョーって・・・(汗)
新ぜろ・ジョーくんと(行動の)差はなかったですね・・・(ノ_<。)うっうっうっ
多分、新ぜろ・ジョーの方が、クールですし、もう少し大人?


ま、大地くんとこのジョーはこんなもんでしょう!
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