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お早うが言いたくて/京都・嵐山2泊3日の旅・2.5
からからと音を立てて玄関を開けた、ジョーの手を見ていた。
繋がれたジョーの手が火傷しそうなほどに熱くて、びっくりした。


半分も食べていなかった夕食を、ジョーが心配する。


「夜中に、絶対にお腹がすいたって起きるよ?ここは邸じゃないから、好きなときに冷蔵庫を空けるなんて、できないしさ?」


お座敷に戻って、夕食の続きを促したが、フランソワーズは戻らないと言った。


「も、食べられないわ!なんだかそんな気分じゃないもの」


気分で食べるの?と、不思議そうにジョーは首を傾ける。
きっちりと、いついかなるときも、それが絶対に破られてはいけない法律であるかのように3食、かかさずに食べるジョーは、食べたり食べなかったりする、ましてや気分で食欲の増減が決まるのが、病気など身体的問題がないかぎりは納得いかなかったりする。

食べられるだけ幸せ。
食べられるときに、しっかり食べておくこと。

お金よりも、その日、3食きちんと食べる事の方が大切であると育ったために。
けれども、それは胸の中にだけにしまっておく疑問であるために、決して口には出さない。


「じゃあ、もう一回お風呂?」
「・・朝に!」
「そっか」


フランソワーズの部屋へ向かいながら、自分の体温が伝わって、温まり始めたフランソワーズの手のように、暴れていた心臓も落ち着き始めていた。


「端っこでいいよね?」
「こっち側に敷いて!」


フランソワーズの部屋まで彼女と手を繋いだまま向かい、部屋で彼女の分の布団を押し入れから出し、レクチャー付きで用意をして、畳(床)に直接敷いた布団にはしゃぐフランソワーズに頬が高くなりつつ、湯田の余計な一言”くるくる御代官様しないとなあ?”を思い出しては1人顔を風呂上がりのように朱色に染めた。


「ねえ!ジョーっ”ふわっ!”てしてっ!!ふわっ!って♪」


掛け布団を手にもったジョーを見て、ごろん。と、布団の上に転がる。
眩しい白の上に広がるハチミツ色の波。

長くメンテナンスルームに拘束されなければならなかった時期。
フランソワーズがやってきては、それをジョーにしていたことを、拘束から解かれた後も、たまにお互いが要求し合う習慣ができた。


「いいよ」


今はジョーがフランソワーズにしてあげることの方が多い。
メンテナンスルーム以外では、冷え込んできた季節、週末の映画の時間、リビングルームのソファの上でみられる二人のやりとりでもある。


「早く!」
「わかってるって・・いい?」


くすくすと、嬉しそうな笑いが止まらない、フランソワーズ。
ジョーは布団の端をしっかりともって空気を捕らえるように、掛布団を宙にはためかせ、ふうわり、と、フランソワーズの上に落とす。


「んふふふっ♪」


捕まえた空気と優しく躯を包んだ布団の感触に、躯をジョーの方へと傾けて、膝と腰をくの字に折り、むずむずとする躯を零れる笑みと一緒に我慢する。


「もう一回?」
「もう一回!!」


嬉しそうに、ジョーからのアンコールに頷いた。
すると、一度目よりも、高く布団を宙に浮かせて、たくさんの空気を掛布団に含ませた、ジョー。
浮かせた掛布団の下で、子猫のように丸くなるフランソワーズが、じっと自分を見ていた。
落ちてくる布団が与えるくすぐったい感触に期待を込めて、きらきらに輝く碧と、くすくすと笑いを零す口角があがったチェリーカラーの唇に、嬉しさに上気させた頬が、ジョーを安心させた。






---明日がキミにとって素敵な日になりますように・・・・。


ジョーの願いも含んだ掛布団が、フランソワーズの躯を包む。











***


習慣は旅先でも失われる事はない。
ギルモア邸で目覚める朝の時間と同じように、遠く離れた旅先でも、フランソワーズの瞳はぱっちり。と、爽やかに目覚めた。

自室ではないことが、掛布団から顔を少しだけ出したフランソーズに飛び込んで来た映像から、ここが旅行先であることを確認する。
隣に、千里。その向こうにりか子、そして美奈子と並んだ布団。

部屋は2間になっており、起き上がったフランソワーズの視界に昨日のまま、テーブルに置かれた湯のみや茶菓子の包みが映った。


「・・・・・・お風呂」


いつものように、手早くシャワーを、と。思いつくが、そう簡単にはいかない。
昨日、オオガミに教わったことを記録した補助脳から取り出して反復しながら、温泉へ向かう支度を整えようと躯を動かすが、ジョーを起こす時間まで、かなりの間がある。

いつもなら、朝起きて、手早くシャワーを浴びた後、キッチンへ。
イワンのおむつを替えて、ミルクを与える。そして、朝ご飯の支度をしながら、自分の分のカフェオレを用意する。

お天気がよければ、キッチンで飲み終えたカフェオレの後に、洗濯機をまわして、ギルモアが地下にいるか、自室にいるかを確認し、起きているときは、朝の挨拶をする。
そうこうしている間に、キッチンに張大人がやってきて、朝ご飯の支度の続きを手伝ってくれる。
起きて来たグレートは、珈琲派ではないので、自分で紅茶の支度を始める。と、張大人が、邪魔アルね!と文句を言う。邸に帰って来ている家族がいれば、次々にダイニングルームへと集まって来て、次第に賑やかになっていく。


隣で眠っている千里の寝息が、フランソワーズの耳に届く。
いつ彼女たちが部屋に戻って来たのか、フランソワーズは覚えていない。

色々と緊張もしていた。
久しぶりに声を上げて泣いたので、頭皮がつっぱるような疲れも感じていた。

それだけじゃない。

ジョーが”ふわ!”をしてくれた嬉しさと、熱かったけれど、じんわりと伝わった彼の手の温度のせいもある。


繋いでいた右手に、左手を添えて、昨夜の彼の手の温かさを思い出しながら、ことん。と、再び布団に躯を倒した。

掛布団をひっぱり上げて、頭まですっぽりとかぶると、朝の静寂を纏う空気にさらされた肩が温たかくなる。



背中から、彼の腕に包まれたぬくもりも、一緒に思い出す。



---ジョー・・・。



膝を折って、躯を丸めた。
ゆっくりと瞼を閉じて、そうっと彼の名前を空気には震動させずにくちびるだけ、その音を形作って呟く。



---ジョー・・・。





たくさんの彼を思い出す。
どのジョーも、フランソワーズが大好きで、好きで、好きで、たまらなくなる。

けれど、あまり好きじゃない彼もいた。
同じジョーなのに、ジョーじゃない、彼。

大好きだけれど、好きな彼のカテゴリーに入れたくないと、下くちびるに力が入る。













それは、”水沢美奈子”が好きなジョーだから。


















「気持ち良さそうに寝てますねえ・・・」


千里が覗き込んだ先に、まるで童話のお姫さまが何を間違ってか、温泉浴衣に身を包んで眠っていた。


「起こした方がいいんじゃない?」


りか子は、その寝顔を見て、王子様のキスじゃないと本当に起きないんじゃないの?と言う言葉を口にしそうになったが、思いとどまる。
昨夜のことを思い出して、少しばかりこころが沈むが、日付が変われば過去のこと!と、自分の気持ちを立たせる。


「アルヌールさん?・・・アルヌールさん・・?」


美奈子がフランソワーズの肩を遠慮勝ちに揺らした。
揺れにあわせて、光弾く亜麻色の髪は絹糸のようにさらさらと流れる。
金色の波が、枕からうっとりと流れて、真珠色の頬にかかっていた。

長い睫はピューラ-など必要としないだろうほどに、愛らしさをともなってくるりとカールしている。
つん、と突き出すような形に寝息をこぼすくちびるの、艶やかなチェリーカラーは、乾燥体質のせいもあり、毎日のリップケアをかかせない美奈子にとって、嫉妬したくなるものだった。
そして、思いを寄せるジョーの片思いする人であるために、女のコンペティティブな競争心と混じり合う。



あまりにも綺麗な作り物のような、出来すぎた容姿。
触れている肩の華奢さに。




「アルヌールさん!」
「?」


ゆったりと幕が開く。と、大きなパライバトルマリンが現れて、美奈子を驚かせた。
映画を見ているかのようなその、眠りから目覚めて行く様子に、同性でありながらも目がはなせなかった。


「・・aれ?」
「お早うゴザイマス、アルヌールさん・・・朝ですけど?」


美奈子ではなく、千里が声をかけた。


「!今っ何時ですか?!」
「7時50分だけど」


りか子がフランソワーズの問いに答えた。


「寝過ごしちゃうなんてッ」
「だいj」


美奈子の声をさえぎるようにして、跳ね起きたフランソワーズは、そのまま走るように部屋を出た。
その勢いに、部屋を出て行くフランソワーズを黙って見送った美奈子、りか子、そして千里の3人。


「いったい、何なの?」
「・・・どこへ行ったんですかね?」
「・・・・」


3人の頭にはある人物が浮かんでいるが、あえて口にしなかった。









###

ドアがノックされて、同期で同じセミナー生である岸辺とじゃんけんに負けたために、橋本はあくびをしながら、のろのろとそのドアを開けた。


「!!」
「おはようございます!あの・・・ジョーは・・・?」


乱れた髪を手で撫で付けながら、少し息のあがった様子はピンク色の真珠があることを思い出させて、乱れた襟の合わせから覗く、鎖骨の芸術的なラインから視線が下がっていく。

惜しい!と、舌打ちしたくなるぎりぎりのところで、きっちりとガードされていた。


「アルヌールさん?」


ドアから耳心地良い女性の声に、短い髪が右から左へと風になぎ倒された稲のように一定方向に流れている、寝癖をつけた湯田がひょっこりと橋本の後ろから顔を出した。



「お早うございます、ジョーは?」
「お早う・・・島村はまだ起きてなくて・・・」
「よかった!」
「え?」
「御邪魔しますね♪」


うきうきとした様子で、部屋に入ってくるフランソワーズを橋本、湯田が左右によけて迎えた。


「うわあ!?」


寝ていた間にいつの間にかどこかへいってしまった帯。の、ために、浴衣をひっかけて、トランクス1枚といってもいいような状態でぼーっと布団の上に座っていた岸辺は、突然現れたフランソワーズに慌てて、浴衣の前あわせて逃げるように湯田と橋本の方へと駆け寄った。


「お早うございます・・・御邪魔しますね?」


そんな岸辺ににっこりと挨拶をして、その視線を湯田へと繋げた。


「あの、お願いがあるんですけれど」


ジョーが寝ている布団の枕元に座って、湯田に、いや、ドア口近くに立つ3人の男たちにむかって微笑む。


「なんですか?」
「証人になっていただけます?」
「しょうに・・ん?」
「はい!」
「えっと?」
「今から、ジョーを、ジョーがいう”普通”に起こすので!起きなかった時の証人です」
「いいですよ?」
「ありがとうございます」


3人は興味深げにフランソワーズと、寝ているジョーの2人が視界に入る位置へと移動して、腰を下ろした。
その間に、フランソワーズは躯をジョーが眠る布団のわきに座り、俯せになって抱き込んだ枕に頭を乗せた状態の、ジョーの額にかかる髪をかきあげて撫でる、その動作を繰り返しながら、声をかけた。


「ジョー・・?」
「・・・zzzz」
「ねえ、ジョー・・起きて?」
「ZZZ・・・zzz・・・」
「起きて、時間が過ぎてるの!」
「zzz・・・ZZZZ・・・」
「ねえ。起きてくれないと、別の手段に出るわよ?」


ジョーの頭を撫でていた手を、彼の肩へと移動させて、躯を揺すった。
すると、その揺れに反応して枕を腕から離し、寝返りを打ってフランソワーズに背をむけてしまう。


「ジョー?・・ジョーってば!!」


彼の肩、二の腕に両手を置いてゆさゆさと揺らす。が、ジョーはそれから逃げるように、再びうつぶせになって眠り続けた。


「朝が極端に弱いって聴いていたけど、相当だなあ・・・」
「島村さんにも弱みってあったんですね」
「これって弱みに入る?逆に”可愛い!”とか言って、モテ要素になんね?」
「・・・・可愛いもんなあ、島村の寝顔・・・襲いたくなるくらいに」
「「湯田サン、しゃれになんないです・・・」」


岸辺、橋本は昨夜のことを思い出してげんなりと肩を落とした。
酔うとキス魔と化す湯田の犠牲者はなぜか男に限られる。それは、酔っていても格闘家としての”女性の厭がることをするのは腐った男のすることだ!”精神が、そうさせるのか、彼の深層に眠っている”ある要素”が目覚めるためか、誰もその辺は突っ込みたくない。

フランソワーズと分かれてから、一度座敷に戻ったジョーは、昨夜、真っ先にその犠牲者候補にされたのだ。



「も!!起きなさいっ!!」


ぐらぐらとフランソワーズが力任せに揺すったにも関わらず、平気で寝ているジョーに関心してしまう、同室の3人。
毎朝のことだけど、ここでもなの!?と、呆れているフランソワーズ。


「・・zz・・・す・・・・りぃ」
「?」


そんなジョーがやっと反応をみせた。


「・・・・・静か・・に」
「きゃあ!」


揺らすフランソワーズの右手を掴む。


「「おおおっ!!」」
「動きが慣れてるようにみえるのは、オレだけか?」


フランソワーズ側に躯を回転させるようにして掴んだ手を自分の方へと引き寄せて、仰向けになったその胸にフランソワーズを抱きしめた。


「・・・・・しnいと・・・みつ・・かr」
「っジョー!」
「だm・・て・・・」


どうやら夢の中で”ミッション中”らしい。

左の眉頭に皺を寄せて、フランソワーズの後頭部に右手が。
そして、左手でしっかりと背中をホールドする。


「見ていていいんです・・か?これ・・」
「証人だしなあ。いいんじゃないか?」
「島村サン、すげー・・・」


ジョーの左肩があらわになるほど着崩れてしまった浴衣。
そのために、ジョーの素肌に直接フランソワーズの頬が触れる。


いつもよりもゆっくりと鼓動を打つジョー心音が、フランソワーズの耳に聞こえる。
規則正しい音に、眠っているジョーの少しだけ高くなっている体温に、フランソワーズは瞼を降ろしそうになる。が、ここでそんなことをしてしまうわけにはいかず、頬に感じる素肌の感触を思考から切り離そうとしたとき、思い出した。


「・・・あ。」


3つ前のミッションで、ジョーは擁護者を庇って爆風を浴び、背中全体にひどい火傷を負ったとき、メンテナンスにて火傷を負った部分を開発中だった新しい人工皮膚に取り替えた。

その手伝いをしたことを思い出したフランソワーズは、ゆっくりと顔を上げて眠っている009を見つめる。
強度が増した皮膚は、少々のことでは痣や火傷などを負うことはない”らしい”。
日常生活の中、人らしさを失わないぎりぎりのラインで、その強度を高めたとギルモアは語った。

取り替えた部分は、頬が押し当てられている、胸元ではなく・・・。


「どうしたのかな?」
「なんか、どきどきするんですけど?」
「浴衣ってエロい・・」


ジョーの胸の上で、フランソワーズはそっと躯を上にずらした。


「えっと・・確か・・・・」


取り替えた部分の境目などないために、記憶をたぐり寄せる。


---首の後ろから左肩で・・・。


「「っ!!!」」
「おおっと・・・」


むき出しになった左肩から視線を流す。
鎖骨のくぼみがなだらかな三角の影を落とす部分に、フランソワーズの唇が寄せられると、お早うのキスにしては意地悪に、人工皮膚をつうっと吸い上げた。


「n・・・fん?」


甘い感触を首元に感じて。
強くなったフランソワーズだと認識できる香りを鼻腔に捕らえ。
腕に感じるリアルさに、ジョーの眉がぴくり。と動く。


抓られる痛みよりも尾骨が痺れるような感覚。が、離れて、夢からも離れていく。


「だめねえ・・・・」
「・zzz・・・」
「ここはどうかしら?」


頷くように頭を下げると、肋骨の二本目と三本目の間に唇を寄せて同じように吸い上げる。


「・・・・・haaぁぁ。。。んnっ・・・・」


溜め息に似た、声帯を擦った音が朝の清々しさに似合わない色を含む。
そんな自分の声に、ジョーは急速に眠りから浮き上がる。
そして、うっすらと開いた瞼の2.39:1の画面アスペクトの視界に映った、胸上に抱く片思いの相手のハチミツ色。


「・・・・・・?」


遠い昔に経験した事がある皮膚感覚を思い出すのに、寝ぼけた頭は上手くそれをフランソワーズの行動と結びつけることができない。


「ふふ♪ここはちゃんと赤くなったわ!」
「・・・F・・・rん?」


フランソワーズの声に、ジョーが覚醒する。


「 hickey ・・・」
「・・・起こすためにつけるもんですか?」
「・・・・・・島村サンが襲われてる」


3人は静かに目の前の2人を見守るしかなかった。


「・・・・ぜ・・・・3?」


乾燥した空気に喉がかすれる、その感覚に、咥内の唾液を無理矢理に飲み込んだ。


「んふ♪起きた?」


胸の上に乗っかっているフランソワーズ。
それくらいでは驚かない。ではなく、夢の中の状況を引きずっていたために半分ほど009モードであった。


「お早う、ジョー!」
「・・・・あ、・・・。・・・・・・・・・・・え?」
「あのね、ね♪ここには、つかなくて。ここは、赤くなるの!」
「・・・・へ?」


楽しそうに、指差されたポイントがなんとなく、甘く痛む。


「あのね、こうやって・・・」


寝ぼけているジョーにデモンストレーションしようと、そのままの状態で頷くようにして頭を下げると、右鎖骨の下ラインに、唇を寄せた。


ふっらあああああああああああああああああああああああっっsんんっっ


フランソワーズが人口皮膚を吸い上げる前に、ジョーは彼女を慌てて胸の上から降ろすと、転がるようにして部屋の角に逃げた。


「うん。この反応こそ島村らしい」
「・・・すっげー!今の逃げ方」
「ギネスもん!」


ジョーは部屋の角に背を埋めるようにして、その場に腰が抜けたように座り込み、はだけきった胸に視線を落とす。
赤くなった花びらが一枚、しっかりとついていた。


「なっっ、なあっっ!なっ!!!なっっ!!!!!!なああっっっなっ(何してんだよ!)」
「起きなかったんですもの」


ふふ、と微笑みながらフランソワーズは愛らしく小鳥のように首を傾けた。


「だっっ!だあああっっ!だっ!!だ!!!(だからって!)」
「博士に報告しなくちゃ!」
「はっっは?!はっ?はあああ?!(博士ってなんだよ?!)」
「そうね、この起こし方は・・・・・ギルモア式?」
「ふっらっっ!!な!!だ!!!!こっっっっ、ふっっ(何してんだよっ!これのどこが普通の起こし方?!)」
「普通に起こしたわ!でも、起きなかったのっ!」


フランソワーズはぷうっと頬を膨らませて、ジョーの同室の3人へと振り向く。
すると、3人が深く頷きあった。


「島村、お前が”普通”に起きないのが悪いとおもうぞ?」
「羨ましい・・・です、正直」
「ごちそうさまでした」


橋本の声に、3人が手を合わせて、ジョーにむかって頭を下げた。


「約束ね♪今晩、くるくるさせてねv」


すっと立上がって軽やかに部屋を去るフランソワーズを見送りながら、パニックを通り越して、呆然と魂が抜けていく。


「おーい、島村!まだ一日が始まったばっかりだぞお?」


そんなジョーの抜けていく魂をがし!と掴んで、朝の支度を急がせ、約束の時間までにジョーを正気に戻した湯田は、何度も訪れたことのある嵐山散策が少しばかり、楽しみになった。













へ続く(笑)


*おまけ?!
 2でここまで書く予定をカットしたんです。
 それを3の冒頭に...でも、2日目はイベントメインにしたくて。

 カットしようかと・・・思ったんですが、載せましょう。
 2.5ですっ(笑)



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