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May wish...
A week before Xmas



あとでな!と、手を振って見送った相手は国人カップルにみえた。
ロックバンドのギターリスト?と、見かけステレオタイプなアイデアを与える彼は、赤い髪をつんつんとたてていた。


鋭い目つきに、整った容姿。
少し英語に覚えがある彼女は、気軽に声をかけた。


「ああ?・・・別に日本語でもいいぜ」


流暢な日本語で返されて、逆にたじろぐ。
そんな彼女をみて、笑った顔は、カッコいいというよりも、可愛いの部類に入るように感じた。


「茶は勘弁!さっき珈琲飲んだとこなんだ。どこ行くんだよ?」


逆ナンなれしている?
それとも、ナンパなれ?


「まあ、なんだ・・・ちょうどいいや、ちょい付き合わね?妹に、クリスマス・プレゼント買いてえんだけどよ、オレの趣味が悪ぃって、いっつもむくれちまうんだよ。暇なら助けてくれよ、礼にメシでもなんでもおごるぜ?」


悪くない。と、考える。
どうせ、暇していたし。

今年のクリスマスは1人の予定だし。
なんて、考える。楽しい1日を、彼となら後腐れ無くすっきり過ごせそう。


「っつうか、なんで英語話せんの?」
「留学してたから・・・」
「へえ!それで、外人専門?」
「初めてだよっ・・・まあ、別れた彼氏は・・こっちに英語を教えに来てるアメリカ人だったけど」


妹の分だけかと思っていたけれど、なぜか”家族分”のプレゼント選びにつき合わされた。
けれど、楽しくて、楽しくて。


携帯電話番号も、メールも、交換していなかったことに気づいたのは、別れた後。
ちょっとだけ惜しかったな、と、思ったけれど。


それは、それで良かったのかもしれない。











**********

「お願いします」


ギルモア邸最寄りの駅から、10分ほど離れた場所にある、区立図書館。
近くにインターナショナル・スクールがあるためか、外国語本が揃っていた。ドイツ語の古典と、それなりの専門書。そして、最近のベストセラーが入っているので、アルベルトは週に1、2度通う。



貸し出し受付のカウンターにて、2冊を利用者カードと一緒においた。


「こんにちは・・2冊ですね?」
「ええ・・お願いします」


カウンター越しに、座っている女性が、アルベルトのおいた2冊の本を手に取り、まるでスーパーのレジで品物の値段を読み取るように、本に張られたバーコードを透明な台に当てた。

モニター画面に映し出された本の題名を、確認のために読もうとするが、ドイツ語のために、戸惑う。


「BetrachtungとEin Landarzt,」


女性は顔をあげて、アルベルトを見て微笑んだ。


「日本語では、なんと訳すんですか?」
「『観察』 『田舎医者』 」


アルベルトの利用者カードを、同じように青白く光を放つ台に置き、彼が何者であるかを読み取った。


「フランツ・カフカの田舎医者は知ってます、アニメーションになってますよね」
「アニメ?」
「はい。あ・・、”アートアニメーション”です。その、商業系のじゃないのです」


女性は視線を2冊の本に戻し、それを再びカウンターの上に置いて、プリントされたレシートを1冊に挟んだ。


「12月30日から、1月3日まで当館はご利用できませんので、延長なさるときはメールか電話で29日までにお知らせください」
「借りれますか?」
「・・・え?」
「その、アニメーションとやら、ここにあるんですか?」
「い、いえ・・当館にはありません。でも,私持ってます」
「・・・持ってるんですか?」
「ファンなんです、その・・監督の」
「DVDになってるなら、レンタルショップで借りれるか・・・」
「・・・・あの」
「?」
「持ってきます。・・・・ご利用になられますか?」


アルベルトは口の左端を上げて、嗤った。


「急ですが、明日でも大丈夫ですか?」
「あ、はい・・。明日もいますから・・・」
「では、御願いします」
「かしこまりました」
「明日、の午後に」
「はい」





本を読まないトリにはちょうどいいかもしれん。
アニメーションの内容次第では・・・。
クリスマス・プレゼントにしてやろう。

末っ子でもいいが・・・。
まあ、末っ子には妹とデートさせるために、どこかのディナー券か、テーマパークのを考えているが。

グレートでもいいか?


いや、以外とイワンに・・・。
そういえば、ジェロニモがボランティアで児童館に通っていたな・・・。

アート・アニメーション・・。
少し調べてみるか・・・。







**********

「むう・・・」


しゅっ。しゅっと。ナイフが木を削る音。
ギルモア邸の近くに流れ着く流木を拾い、掘り出してく形。


静かに、割り当てられた邸の部屋で。
無心に木を掘り続ける。


拾った流木が、語り出す声に、耳を澄ませながら。


風に乗って。
波に揺れて。

空を見上げて。
星に照らされて。

月に見守られて。
雲と流れて。

雨に慰められて。
太陽に励まされて。



旅の始まりから終わりまでを聴く。


「そうか・・・・」

しゅっ。と、ナイフを当てて、掘り出した形に語りかけた。


「頼めるか?・・・お前のその旅で培った強さを、どうか・・・オレの大切な家族を護るために、使ってくれ」




1つ、1つの魂に語りかけて。
形を与えて、その存在をこの世に固定させる。
そして、戦いに身を置く家族たちに危険があったとき、その命の身代わりになってくれるようにと。


家族の分の木彫り人形が、ジェロニモにむかってささやく。




旅の終着地点は、形を与えてくれた主との契約。



護りましょう。
あなたの家族を護りましょう。と・・・ささやいた。


「頼む・・・。みんなが幸せになるために、頼む」









**********

店も大事だけれど、ギルモア邸の台所を預かる身としては、家族が揃う25日は一大イベント。
24日は店を開けるけれど、25日は店を閉める。

厨房のスタッフも、アルバイトの子たちも、そんなマスターの考えに”クリスチャン?”と疑問を持った。


「大人、何してるんですか?」
「アイヤ、休憩アルか?」
「はい」
「なに、25日のメニュー考えてたアルヨ」


厨房の一角の椅子に座って、小さな手帳とにらみあっていた張大人に声をかけたのは、ホールのアルバイトの1人。


「あれ?25日は店を閉めるって・・・」
「店のメニューじゃないアルよ!家族のネ!邸の分ネ!!」
「家でも、大人が作るんですか?」
「あったりまえアルよ!!」
「店でも作って、家でも・・・って、疲れません?」
「アイヤー!!何言うアルか!!これぞ人生の喜びアルヨっ」


ホールのアルバイトを初めて半年ほどになる青年は、じっと張大人を見る。
口では厳しいことを言っているが、本当はとても優しい。

以前にも同じ中華レストランでバイトしていた青年は、前の店の賄いと、今の店の賄いの違いに、まず驚いた。
スタッフのための献立があったのだ。

中華料理を扱っているから、見るのも食べるのも嫌になるだろう。と、賄いは和食と洋食が中心。たまに、店の新メニューが出たりするが、店に出すのと同じレベルで出されるために、それを楽しみにしているスタッフも多い。

厨房に4人ほどコックがいたが、スタッフの賄いをなぜか、オーナーであり、店のメイン・コックの張大人が作る。
賄いのために、店を辞められないと、笑い合う倍と仲間たち。


「・・・・・人生の喜び、ですか?」
「食は人間の基本ね!いいアルか?どんなときでも、食は人を癒しもし、そして、卑しくもするネ。とっても大切アルヨ」
「まあ、確かに・・・」
「美味しい、みんな笑顔になる。ケンカしながらご飯は食べられないね!泣いていても食べられないネ!みんな笑顔になる、それが食事の席アルヨ!彼女と別れたくなかったら、喫茶店で別れ話じゃなくて、レストランでするヨロシ」
「はあ?」
「ご飯食べながら、別れ話なんてできないアルからネ!」


ふん!っと胸を張って言い切った張大人に苦笑するしかなかった。
いつ、どこで聴いたのだろう。

青年がつき合って1年になる、彼女との関係が怪しくなりつつあることを。
クリスマスを前にして、なんとなく別れ話が持ち上がりつつあることを。


「連れてくるヨロシ」
「え?」
「ほれ、これは君にネ」


椅子から立ち上がり、ごそごそとポケットから出した、手書きの紙。


「24日の張々湖飯店、ディナー・特別ご招待券アル」


言葉の通り、張大人の手書きでそう、書かれていた。


「美味しい、美味しいのを用意してあげるから、あとはしっかり、がっちり、ハートをゲットアルよ!」


苦笑いする青年は、受け取った紙を丁寧に折ってポケットにいれた。

就職浪人となってフリーター2年目の自分。
大学を卒業して、きちんと一般事務に就職できた、彼女。


「大人、相談があるんですけれど・・・」


26日から、ホールから厨房へと移った。
青年は4月から調理師学校へ通う。


「ホール、1人足りなくなったアルヨ・・・ジョー、フランソワーズの誕生日プレゼントを買う資金は足りてるあるか?イベントが続くと大変あるね~」
「・・・週末だけなら」
「ああ~、それじゃ目標額に間に合わないアルよ?ランク落とすあるか?」
「(なんで知って・・)・・・わかったよ、でも出版社の方もあるから、空いてる時間じゃないと無理だよ」
「スケジュール調節はまかせるアル!」
「・・・」











**********

「・・・・チケット10枚」
「え?」
「いいから、10枚」
「で、でも・・・グレートさん」
「家族全員で、見に来るからな。吾輩の家族に多いにお前たちがすごい劇団だって言うからな!」


その場にいた、全員がグレートの言葉に彼を見た。


「いいか、シナリオは最高にいい。ちょっとした伝手があってな・・・。シナリオを英文にして吾輩の故郷イギリスに送るつもりだ」


初めて聴く話しに、団長が慌てた。


「静かに最後まで聴け!それと一緒に、初演をした劇団だと言う事で、ビデオも送る!いいか、それがお前たちにしてやれるクリスマス・プレゼントだ。だけど、そのプレゼントのリボンを解いて、包装紙を剥がし、中にある”チャンス”を掴むのは、お前たち自身だ!!いいか。イギリス国立演劇アカデミーで主演を張った吾輩が言うんだ、信じろっ!!!家族の前で吾輩に恥をかかせるなよ!」


グレートの声に、熱く力強い返事が返ってきた。


「じゃ!第一幕から通すぞっ!!」


箱(舞台)は、演劇用ではない公民会館。
コズミ博士の口利きでなんとか12月20日から1月31日までの間を借りる事ができた。

才能がある。
技術も、情熱もある。

足りないのは、彼らを売り出すための、外へと通じる窓を開けてやる手だ。と、グレートは考えていた。


「よおっし、いいかっ!これからの練習すべてが”本番だと思えよ!!」


25日の公演チケット2枚。
26日の公演チケット8枚。

それがグレートのみんなへのクリスマス・プレゼント。


もちろん。
25日は可愛い妹と末弟用。
26日は2人きりにさせてやろう、なんて考えも含まれて。

(26日にジョーの”バイト”が入っている事をまだ知らない、グレート)


博士に孫の顔を見せるお役に立てたかなあ?なんて、にやけていた。












**********

「今日はなかなかのアタリだったな♪」


邸の誰も知らないピュンマの趣味。
軍艦マーチが鳴り響く店もあれば、がんがんにJ-popを流し続ける店がある。
銀色の玉が綺麗に計算されて並べられた釘の上を跳ねて、整然と並べられた台に、しみついた煙草の匂い。

慣れるまでは性能良過ぎる耳には、騒音にしか聞こえなかったけれど、慣れてしまえば、その音がピュンマを誘う。


”釘師”なんていう職業があることを知って、興味を持ったけれども、それは約30年も前には消えてしまった職業だと聴いて、少し残念に思った。漫画の世界にだけしか今はいないらしい。

夜店にピンボールなんてものがあってな!と。(ネカセ)台で遊んだのがそのまま続いてるんだよ!なんて、会話をたまたま隣り合ったサラリーマン?らしき人に教えてもらう。

初めは何がなんだかわからなくて、ハンドルを握りしめていた。
通りかかった女性にいきなり怒られた。

そして、なぜか台の名称とその働きを2時間かけて教わってしまう。







凝り性の僕なんです。











パチンコ。って、日本カルチャーのひとつだよな。
経験しておこうと、軽く考えてた僕が悪かったです。

僕のツボをついた、世界でした・・・。
おかげで、みんなのクリスマスプレゼントを、”ここ”でゲットしよう!なんて、目標までできてしまって。


「よお、兄ちゃん!どうだい今日の出は?」
「よかったですよ。3列目の新機種が出ると思います」
「そうか!サンキュー!!」
「それじゃ」



必要な分だけ景品交換。
あまった分は、すべて食料にする。


通る公園のベンチに座る、あの人に渡すために。
ただ、だまって一点を見つめているだけの、名前も家もない人。






どの国にも、ある闇。

人は平等であろうとしながらも、それができない。
遺伝子に優劣があるように。


戦いのない国などない。
殺生することだけが戦いじゃない。


目に見えない、生きていくための、戦いは常に。
戦いに破れたのは、自分のせい?

国のせい?
政府のせい?
社会のせい?


誰のせい?






生きているだけで、幸せだと感じられたのは、遠い昔のことではないのか?
生きる意味を、目的を見出すことが難しいなんて・・・。

ただ、生きる。




それができないのは、なぜだろう?












天を見上げて。
ホットミルクをつくったその上に張る膜のような、空。


「・・・・・神は、もうこの地上を見捨ててしまったのだろうか?」


いつもの場所に、その人の姿はなかった。
交換した食料を違うベンチに横たわる人のそばに、置いた。


「この躯になっても、できないことが多過ぎる。・・・サイボーグって以外と役立たずだね」


呟いて。
ちょっとだけ、人らしいと感じてしまった。











**********

やれやれ。と、浅く息をはく。
先月参加した学会の、進展の無い研究発表にギルモアは落胆させた。

発表を聴きながら、思わず立上がって叫びたい衝動にかられた気持ちが胸のそこからふつふつと甦る。


自分が持つ知識を。
自分が得た技術を。


すべてをぶちまけたかった。





それをしてはいけないと、解っていながらも。
それをすべきだ、と言う声は常にギルモアの耳元でささやく。


冷えてしまった珈琲を口に運ぶ。
カップソーサーに添えられていた、人の形をしたクッキーに、フロスティングで描かれた顔は笑っていた。

にっこりと。
ぐいんっと深くカーブする口元は、日本で言うところの”kawaii”の一つだろう。


デスクの上に、人の形をしたクッキーを立たせるようにしてもった。



とことこと、歩かせてみる。
そして、自分にむけてお辞儀させた。


「・・・・関係ないわい。儂は息子たちと娘のためだけに生きとるんじゃからの?」
「?」


クッキーは笑ったまま、ギルモアを見る。


「お前さんがいると言う事は、・・・そろそろクリスマスなんじゃな?」
「・・・」
「そうじゃろう?」


卓上カレンダーに視線をむけた。


「ふむ・・・1週間前か・・・・・。今年もみんなで迎えられるんじゃなあ」
「・・・・」
「幸せじゃのう・・・。こんな日が来るとは、儂は夢にも思っとらんかったんじゃ」
「・・・・」
「よいかのう?これはお前と、儂の秘密なんじゃが・・・・」


にっこりと笑う、人の形をしたクッキーにギルモアは”秘密”を語り、その秘密を食べてしまう。


「さて。もう一仕事じゃ!」












**********

イワンはそうっと、そうっと、起こさないように気を使いながら首を動かした。
すると。

それを制するように、抱き直されて、柔らかな胸をきゅっと頬に押し当てられた。
いやいやを、するように、その胸に頬をする寄せる。
抱き直されたときに込められた腕の力が抜けて、無意識にほっそりとした長い指が、イワンの髪を書き上げように撫でる。

何度か繰り返されると、その手は移動して。
仰向けに寝転がる、イワンの胸を、イワンと彼女だけが共有するリズムを作り出す。


いつもくわえているおしゃぶりがなくて、口元が淋しい。


昼の時間の、軽いお昼寝は1時間も持たない。
だいたいが一緒に添い寝してくれる彼女が眠ってしまうころ、イワンは目覚めてしまう。

目覚める場所はリビングルーム暖炉近く。
の毛足の長いカーペットの上に引かれた、まったく部屋のインテリアに合わない”座布団”の上だったり。

ソファに座った彼女の膝の上のときもある。

彼女の香りに包まれることができる、ベッドでも。
けれども、今日はそのどこでもなかった。



<起きた?>


彼女を起こさないように、脳波通信を使った彼。
なんだか気に入らないので、答えない。


<・・・・ほら、彼女のベッドリネン類は、洗濯中で>


なにを言い訳してるんだ?と、おしゃぶりをくわえていないのを忘れて、くちびるをもごもごと動かすと、妙な感触に眉が寄る。


<それで、リビングは・・ツリーの飾り付けの途中で散らかってるしさ・・・>


だからなんなの?
イワンは、利き手の親指をおしゃぶりがわりにくわえた。


<寝不足だったし、イワンのお昼寝の時間だって言ったし・・・それでさ>


それで、君の部屋のベッドの上で彼女は僕とお昼寝してるんだ。
別に、ジェットでも、アルベルトでも、ジェロニモ、グレート、張大人、ピュンマ、それにギルモア博士の部屋、メンテナンスルームに、君の部屋じゃなくても他にいっぱいあるよ?

あ。ゲストルームに、客間だって。



僕が寝る前まで、確かリビングルームの、僕のベッドにいたんだけど?


<博士は、地下だし・・・・君だけをリビングに残しておけないって彼女が>


その通信だけ、少しむっとした、”焼きもち”が見え隠れした。




<当タリ前ダヨ、僕ノコトヲ一番ニ、フランソワーズハ考エテクレルンダモン>
<・・・・・・そうだね。フランは君のママだから、ね>


露骨にむっとした、感情が手に取るように伝わって来た。
けれど、言葉も、ママの躯に隠れて僕の視界に見えない彼の表情も、きっと、いつもの彼なんだ。


男の部屋で。
そのベッドで、安らかに眠るお姫様。
・・・の腕には僕。


なかなか縮まらない距離を、僕のせいにしないでよね。


僕が。
じゃなくて、彼女が。
そうしてるんだからね。


好きな人の部屋に、呼ばれて。
平気な顔で行けるような、そんな積極的な女性なわけないじゃないか。


乙女心の繊細なこころを計算しないとね。



<クリスマスに、がんばれば?>
<・・・・・・・・・邪魔しないでくれよ?>


ああ。駄目だ、当分は僕だけのママだよ。
どんなに奮発した”プレゼント”でも、君の気持ちがその程度じゃね!













**********


---Xmas Eve



街はずれの海岸沿いに、隠れるように建てられた洋館がある。
なんのために、そんな場所に建っているのか、誰もが一目見ただけで首をひねってしまう場所。

そこには小さくギルモア研究所と言う表札が掲げられていた。




12月の今日。
世界共通と言ってもいい、イベントの日。

浮かれた街に負けないほどに10人の家族の、賑やかな声が響く。



「なんだよっこの!劇団のチケットつーのは!!しみったれてんなあっ、オレがあげたヤツ返しやがれっ」
「トリ頭に少しでもよりよい教養を与えてやろうと言う、吾輩の気持ちだ!!」
「あの・・・グレート、ジェットは26日で、なんで僕のは25日なんだい?みんな一緒にじゃ?」
「ピュンマ、この万年筆・・・。いいのか?」
「うん!その日は絶好調でさ!!」
「素敵・・・ありがとう・・・・ジェロニモ」
「いや。オレの方こそ、ありがとう。」
<・・・アニメーション、僕ニ・・・???>
「そろそろ、ケーキを切っていいかのう?」
「そうネ!!乾杯してから切るアル」



ダイニングルームで食事をおえて、リビンフルームへと移り、照明を落としたリビングルームに輝くツリー。
それぞれに好みの酒を手に取って。

んん。っと喉の調子を整えた、ギルモアがグラスのコップを天井に伸ばす。


「 Merry Christmas!!」
<「「「「「「「「 Merry Christmas!!」」」」」」」」>



May love be in your life, May hope be in your heart, May peace be in our world.







end.










*さて、質問です。
 25日、9と3(グレートのお陰で)2人きりで出かけますが、26日、9は大人の店でバイト予定。
 9と3以外は舞台を観に。なので、3は1人になっちゃいます。

 どうしましょう・・・・(汗)
 
 やはり9はバイトの日を変えてもらったんでしょうね・・・。
 書き終わって気づいたんです。
 妄想してください・・・何かが起こってそうです・・・逃げます。
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