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Little by Little・10
(10)






偶然は必然。




偶然は未来。
必然は過去。

偶然に起こったことも通り過ぎてしまえば、そうであるべきだったのだ。と、都合良く自分なりに解釈してしまう。


そうなるようになっていたのだと、考えて。
今の自分を過去からの出来事で固定する。


それなら、未来の自分にとって、”当たり前”に起こるべきできごとだったと、必然だったと言う日がくるのだろうか。
















定期的に耳のスイッチをいれて、周りを確認する003の耳がその音を、聞き逃すはずはなかった。


---・・・加速装置・・・?


偶然、スイッチを入れたときに、耳に飛び込んできた音に、フランソワーズの心臓が止まる。







月見里(やまなし)学院にいるはずの、ジョー。
今、さくらと一緒にいるはずの、彼。


<ジョー?>


加速を解いたときの、独特な空気を焼き切るような独特な音。
そして、立て続けに聞こえたのは、それと似ているけれども、口では説明しづらい違いの、音は、009が加速装置のスイッチを押したときのもの。




とっさに眼のスイッチを入れて、位置を確認する。


ホテル裏の駐車場。
従業員専用出入り口から少し離れた場所・・・耳にした音から、補助脳がはじき出した場所を疑うことはない。

残像のような、栗色の髪がフランソワーズの瞳に残った。


音を追う。
どこで止まるかを知りたいために、集中する。











「フラン?」


ホテル1階の喫茶室にいる、当麻とフランソワーズ。
紅茶を手にもったままフランソワーズの意識が自分から離れ、空色の瞳が、どこか遠くを見つめていることに、こころが少しばかり重くなる。


「ごめんなさい、当麻さん、わたし・・・行かないと・・・・。今、グレートを呼んだわ」
「え?」


話の途中にも関わらず、フランソワーズは手に持っていた紅茶を置いて、膝に置いていた白のショルダーバックから紅茶の代金を置いて立ち上がった。


「何かあったの?」


当麻はフランソワーズを引き止めるように、立ち上がる。


「・・・いいえ、まだ何もないわ」


<姫、今エレベーターに乗ったぞ、少しくらい坊ちゃんが一人になってもイワンがいるから心配ない。が・・どこに行くんだ?>
<・・私が泊まっているホテルに、一度戻るわ>


問いに答えながら、フランソワーズの顔を当麻から逸らして、顎を右方につけるように首を巡らせた。




---何を視ているの?




こぼれおちそうに大きな瞳を少し細めて、白い頬に影を落とす。


「フラン、何か・・・視えるの?」


当麻はフランソワーズがサイボーグであることは知っているが、00サイボーグたち各個人の特化した能力については、知らない。


「気になることが少し・・・・・当麻さんはグレートが来るまで絶対にここを動かないでください、お願いします」
「ぼくもフランと一緒に行くよ」
「いいえ」
「!」


きっぱりと、即答されて当麻は驚いた。


「駄目よ。当麻さんには関係ないこと。007がきたら、彼の言う通りにしてください。私はここを離れます」


驚く当麻へと視線をむける。
いつもの、微笑みはそこにはない。


深い、深い、深い、・・・・蒼に、当麻は飲み込まれる。



<当麻くんと一緒にじゃないのか?>
<ええ。だから、お願い・・・・。後でちゃんと報告するわ>
<いやいや!報告無用、女性の”プライベートなことですからな!どうぞ、行ってくだされ。けれど・・・どこへ行くにしても、今はミッション中なので>
<わかっているわ。ホテル以外に行くときはちゃんと言うわ。当麻さんのことをお願いね、グレート>
<我が命にかえましても!>


フランソワーズは、当麻に座るように促し、彼が再び椅子に座ったことを確認した上で、ホテルの喫茶室から出て行った。


「フラン・・・」


不安に落ちていく、胸が汗をかく。



---こんなに・・はっきりとものを言う・・なんて・・・。



フランソワーズはいつも、自分の意見を言うにも控え目で、どこか相手に選択権を与えるような返答の仕方をする。


「003・・・?」


彼女の蒼の深さが当麻は自分とフランソワーズの距離だと感じる。
サイボーグ003と、当麻の距離。











---どこへ・・・・?



フランソワーズとほぼ入れ違いに姿を見せたグレートに当麻は尋ねたが、彼は、”女性のプライベートをあれこれ詮索するのは、紳士としてどうかと思うぞ!”っと、一喝された。


「気持ちはわかんではないが、な・・・。雁字搦めで、好きの一点張りはよくない、彼女に余裕を持たせないのも、どうかと、アドヴァイスしておこうかなあ・・・。当麻くん。フランソワーズがなぜはっきり君の気持ちに答えられないのか、ちゃんと考えてあげてやってくれんかねえ・・・」


テーブルの上にあったレシートを手に、グレートが付け足した。


「・・・嫌いじゃないからこそ、ってなあ・・・・・姫は・・フランソワーズは臆病なんだ。・・・・今までの人生、失うものの方が多すぎて。失うくらいなら、もう何も持たない、得ない方がいいと、考えている節がある・・・いつでもまた、戻る準備をしているのが、我が輩らは見ていて辛くてなあ・・・姫の部屋、みたことあるかい」
「・・・ないです・・・・・」
「そうかあ・・・、じゃあ。まあ、・・・」


レジで会計をすませるグレートの背を見つめながら、当麻はだまって彼の言葉に耳を傾けた。


「・・・やっと、一息つくことができた、”ここ”で出会った大切な人を、好意を持って接してくれている人を、・・・当麻くんを、フランソワーズがはっきり断ったとき、彼女はまた、・・・・人として出会った、人との繋がりを失ってしまうからなあ」
「どういう、意味ですか?」


エレベーター前で、グレートが、上を示すマークがついたボタンを押した。


「サイボーグ003として、当麻くんと会ったんじゃないだろう?フランソワーズは、”ただの留学生、マリー”として君とあったんだ・・・。そういう始まり、だったからなあ」


チン♪と、余韻をひくキィーの高いベルサウンドが鳴り、エレベーターのドアが開いた。


「我が輩らが誰もいない状態で暮らしたのは・・・、人だけに囲まれて、平穏に暮らしたのは、フランソワーズにとっていったい、何年ぶりのことだったのかと思うと・・・な」


乗り込んだエレベーターに、ビジネスマンらしき男、1人も一緒だったが、グレートはかまうことなく、当麻に話しかけた。


「それくらい、当麻くんに気持ちがあるってこったあなあ・・・」
「ぼくといれば、彼女は・・・忘れられるんですね?」
「はっきりとは、わからん。我が輩は姫じゃないからなあ・・でも、そう思えてならないこともある」


あやめ祭が始まるまでの、時間。
週末にジェット、ピュンマ、ジョーとともに、ギルモア邸にやってきて過ごした、海、当麻。



グレートにとって胸を切なく揺すった日々。
ときおり報告を兼ねて戻るギルモア邸で見た、フランソワーズと当麻の2人の姿。を、自分と同じ位置から2人を見る、末弟の姿。






その末弟の姿を、いつも探している、姫君。
視線が合った瞬間に、お互い、恥ずかしげに視線をそらすものの、再度、お互いの視線を合わせようとする仕草が、愛しくて。


『ジョー、報告はこれで終わりだが、ついでに姫がいれてくれた紅茶とお菓子を楽しんでから戻りたいのだが?』
『・・・わかった。呼んでくるよ』



『ジョー、我が輩、これで失礼するが・・ちょいとフランソワーズに用があって、どこにいるか知らんか?』
『さっきまで・・・キッチンにいたと思うけど?』
『悪いが、呼んでもきてくれないか?』
『いいよ』


そうやって呼びに行かせておいて、とんずらするのがパターンになっていた。








---もどかしいことこの上ない。と、思っていたけれど、さらに輪をかけてもどかしい関係になってしまって、何度ため息をついたことか・・・・。











グレートと当麻は、同乗したビジネスマンよりも先にエレベーターを降りた。
背後で、ドアが閉まる音を聴いた後、グレートは口を開こうとしたが、それよりも早く、当麻の方が言葉を音にした。


「リンクがアメリカに、ジェロニモさんも・・・。それなら、フラン、別にあの邸にいなくてもいいってことですよね?」
「ああ。我が輩らは・・自由の身だ。まあ、ちいっとばっかり”躯”のことや”仕事”のことで、離れられんがなあ」


非常階段近くの、部屋。
ギルモアが泊まる部屋のドア前でグレートは当麻と向かい合った。


「だけどな、フランソワーズが望むなら、だぞ・・・。彼女が、自分の意志で決めたなら、だ。誰のためでなく、あの邸を出るときは、フランソワーズ自身のためにだけだ。そして、それは・・・永遠にないな」
「!」
「・・・永遠にない」


グレートは言い切った。




当麻は固く拳を握った。
手のひらに、爪が食い込むほど、固く、強く、握り込む。


「フランソワーズがジョーから離れて、ジョーがフランソワーズから離れて、なんて、想像つかんからなあ・・」


---ギルモア邸の中で、あのちっこいドルフィン号の中でさえ、探して、探して、・・・未だにたどり着かんからなあ・・・。



「このまんまで、(どっちかが)ギルモア邸を出ていっちまったら、もう終わりだ・・・」


グレートは口の中でぼやいた。














####

苦みのある匂いが、鼻をつく。
焼けこげた衣服の欠片がぱらぱらとホテルの廊下に落ちた。

戦闘態勢でないかぎり、加速のレベルは常に5段階あるうちの1で使用するため、焼き消えてしまうことはない。
火災現場から逃げてきたように見えるくらいには、痛んでしまうが。


ジーンズのポケットの中の財布にいれていたキーカードは、みかけ無事だった。

財布も無事と言っていい。
使えないことは、ない。


いくつかのカード類は作り直す必要があるだろう。加速時の熱でおかしくなっていることなど、過去の経験でわかっている。

人目を気にしながらスライドさせたキーカードも、同じ理由で使い物にならなくなっているだろうと予測できたが、一応試してみる。


<ジョー、鍵が使えなくなってしまったのじゃなくて?>


飛び込んできた脳波通信の声の通り、キーカードは使えなかった。










フランソワーズが部屋からフロントに電話をかけ、ジョーの部屋のキーカードが使えないことを伝えている間、ジョーはフランソワーズの部屋のバスルームを借りて、シャワーを浴びた。


<鍵を受け取りに、部屋を出るわね>



ジョーの部屋のドア前で使えなくなったキーカードを、電話を入れてすぐにやってきたボーイに渡した。
ボーイがキーカードが本当に使えなくなったのかを確かめた後、新しいキーカードを受け取ったフランソワーズは、ジョー、アルベルトが止まる部屋へと入る。


フランソワーズが部屋に入ったことを確認し、ボーイが部屋のドアを閉めた。



---・・・窓側の・・ベッド・・・・の、



<ブーメランを逆さまにしたような、マークの、バッグね?>
<・・・・角が丸いチェック・マークみたいなの?>
<キャップが空いたままのペンに気づかないで、紙にペンがひっかいたような・・・>
<うん。それ・・・>


ジョーから教えてもらったスポーツバッグを手に、フランソワーズは部屋に戻った。
スポーツバッグの中から、適当な衣服だけを抜いてくる。と、フランソワーズは言ったが、ジョーは鞄ごと。と、フランソワーズにお願いした。


バスルームにあった2つのバスローブの1つを、フランソワーズが使っている様子がなかったので、それを羽織り、部屋に戻ってきたフランソワーズから、スポーツバッグを受け取ると、着替えを取り出した。


「多めに用意しておくのが当たり前になって・・・いいのか、悪いのか・・・・」


2つあるツイン・ベッドの1つに置かれたスポーツバックの中から取り出した着替えと一緒に、バスルームに戻って着替えを済ませる。
バスルームのドアが開くと、ジョーがスポーツバッグを受け取った位置から1mmも動かずに、立ったまま、じっと見つめてくるフランソワーズがいた。


「助かったよ」
「・・・・・・・・・」


濡れている髪が、Tシャツの首周りを濡らして色が少しかわる。


「シャワー、ありがと。鍵は?」
「ここに・・・」


フランソワーズは先ほどボーイから受け取った新しいキーカードを、スポーツバッグを置いた、同じベッドの上にあるショルダーバックから取り出した。
それを受け取ろうと、ジョーはフランソワーズに近づく。


「?」


キーカードを受け取ろうと差し出した手の上に、フランソワーズはキーカードを置かず、視線を、ジョーの手のひらにおいた。


「フランソワーズ?・・・・鍵・・・・」


フランソワーズの視線が見上げるようにしてジョーへと躯を捻る動きと一緒に移動する。


「・・・・どこへ行くの?」
「どこって・・・・・」


どこへ?と、尋ねられて即答で”学院へ戻る”と返せなかったジョーは、苦々しく唇を歪めた。


「・・・決まってる」


フランソワーズの声が頭に響いたとき。


「決まってるの?」


ジョーは動揺の波に自分を攫われることなく、逆にしっかりと自分を支えた。


「決まってるよ・・・」


ちゃんといつものように、フランソワーズを見て、彼女に笑いかけていられていると、言い聞かせている。


「ジョー・・・」





だから。
フランソワーズの目にも、いつもと変わらない自分である。と、思う、ジョー。


「私も一緒・・・に、いいかしら?」














####

「・・・どうなってんだよ!」
「さあな」


ジェット、アルベルトの2人が、ギルモアが泊まるホテルに帰りついたときには、すでに、邸にいるジェロニモ以外のメンバーが揃っていた。


「なんでフランソワーズがいねえだよっ?!」
「どこにいるかくらいは、携帯電話に電話すればいいだろう?」
「アイヤー・・・」


ギルモアの部屋は、今、人で埋め尽くされていた。
備え付けのエア・コンディショナーのコントローラーに手が伸びて、設定温度を下げたのは、ジェット。


「姫の携帯電話・・・は」


グレートは躯を小さくして、2つあるダブルのベッドの枕元に腰を下ろしながら、申し訳なさそうに、もじもじと胸前で左右の人差し指をとんとんと、合わせる。


<ココニ、アルンダヨ。”携帯”ッテ名前、意味ナイヨネ>


フランソワーズの持つ携帯電話を、グレートの隣に座る張大人に抱かれているイワンがふわり。と、浮かせてみせた。


「似たもの同士だな・・・」


窓際に背を預けた状態のアルベルトが、ふわり、ふわり、と、宙に浮く携帯電話を招きよせ、手に取りながら苦笑した。
ジェットはアルベルトと窓を挟んで、同じように壁に背を預けて部屋全体を見ていた。


「肝心なときに持ってなくて、何が携帯アル・・・」
「ジョーもよく、忘れるもんねー・・・・携帯」


うん、うん。と、納得するようにピュンマは首を縦に振った。
グレート、張大人と膝を突き合わせるように、向かい合い、隣のダブルのベッドに座る、ピュンマと、その隣に海。そして、2人分ほどの距離をあけて、当麻。


「フランソワーズは、まあ・・ほとんど邸にいるから、持ち歩く方が稀だ。仕方ないかもしれんが・・」


フランソワーズの携帯電話から、アルベルトはジョーへと電話をかけてみる。


「・・・壊れてるっつーの、ジョーのはっ」

携帯電話を耳にあてたアルベルトを見て、ジェットは呆れた様に声をかえる。


「一応の、確認だ」


2人のやり取りを耳にし、グレート、張大人を視界からはずすように首を伸ばすようにして、ジェット、アルベルトのやり取りに参加するピュンマ。


「なんでジョーのは壊れてるって知ってるの、ジェット?」


ピュンマの問いに、ジェットは右顎のジョイント部分あたりを、指した。


<加速!?>


ギルモアとは別のホテルに泊まっているフランソワーズと、『ホテルに戻る』と言って出て行ったきり連絡が取れない。
なかなか戻ってこないフランソワーズを心配して、グレートはフランソワーズの携帯電話に電話をかけたが、留守番サービスのアナウンスばかりが流れた。

フランソワーズの携帯電話はヴァイブレーション機能になっていたために、ギルモアの部屋のバスルーム、イワンのおむつが入ったバッグの上に忘れ去られていたことに、気づかなかったのだ。

バスルームに忘れられている携帯電話に気づかずに、電話をかけ続けるグレートを不憫に思ったイワンのお陰で
見つけられた、フランソワーズの携帯電話。

グレートは脳波通信で003個人のチャンネルに合わせて呼びかけるが、応答がない。
彼女の部屋があるホテルは、十分に脳波通信が届く範囲内にある。

グレートはイワンにどうなっているかを尋ねたが、イワンは”プライベートを覗く趣味はない”の一点張り。


そのイワンの”プライベート”と言う言葉に、グレートはなぜか、もしかしたら。と、予想するが、それが当麻には通じるわけはない。

時間が経つにつれて、彼はフランソワーズが戻ってこないことに、明らかに苛立ち始めていた。
冷静を装ってはいるが、今、ギルモアの部屋にジョーの姿がないことが、さらに彼の苛立ちに拍車をかけていることがわかる。



<さくらの前で加速したらしい。・・・おせっかいな鳥が目撃者だ>
<さくらの前って・・・大丈夫なの!?>
<ピュンマ、さくらと一緒に戻ってきたんだろう?そのことに関して気づいたことはなかったのかあ?>
<・・・泣いてばっかりで。・・・それに関しては、まったく・・そのまま泣きつかれて寝ちゃったし>
<ま、大丈夫だろーよ!な、イワン>
<ソノ辺ハ、僕ガ かばー シテオイタ ヨ>


さくらの前で加速装置を使用したことは、ジェットから個人的に報告を受けた、イワン。
すでに、さくらの記憶の中には、ジョーがさくらの元から走り去る後ろ姿の映像が残されていた。


「おお!イワンっ・・・イワンさま!」


突然、イワンを褒めたたえるグレートに、海がびっくりする。
当麻は、冷たくグレートを一瞥しただけで、膝の上に組んだ手に、視線を戻し、成り行きをただ黙って聴いていた。



<マッタク、コレ以上ノ、尻拭イハ、ソレナリノ ものデ 支払ッテ モラウカラネ>
<イワン、ジョーに言え>
<そういえば、防護服と同じ生地で作った携帯電話用の袋はどうしたアルか?あれに入れていれば、加速1には耐えられるはずアル>
<それ、ジョーってば1日でなくして帰ってきたじゃないか・・・、出し入れ面倒くさいって>
<アイツ、オレよりトロくせえ上に不器用な奴だからなっ、たく、世話のやけるヤツだぜ!>
<<<<ジェットに言われたら、ジョーも終わりだ(アル)・・・>>>>
<お前さんら・・・さくらの前で加速したことは問題にしないのか?>


携帯電話から聞こえ続けるコール音に耳を傾けながらの、脳波通信。



<イワンがなんとかしたっつうんだからよ、いいだろ?>
<しかし、だ>
<相当ジョーに振られたことが、ショックだったんだろうね・・・・目が解けてなくなっちゃわないか、心配だったよ>


ピュンマの感想に、話がそれる。


<ジョーがフランソワーズのこと好き、知ってたアルのに、・・それでも、がんばってた子が・・・>
<ジェット、ジョーのやつぁ、いったいどんな振り方をしたんだあ?>
<ね?気になるよね!>
<・・放っておいてやれ、その辺は>


アルベルトの耳に響いていたコール音が、留守番電話サービスのアナウンスに変わったので通話を切る。
次に、そのままフランソワーズの携帯電話でジョーの居場所を改良したGPS機能で確認する。


「・・・」


液晶画面に地図が出るが、何も表示されない。


「・・・地図は、この街じゃない・・な・・・・」


---完全に壊れているわけじゃ、なさそうだが・・・、携帯は持ち歩いているのか・・・。しかし、ここは、どこだ?




アルベルトが携帯電話を睨み合っている間に、話しは進む。



「むぅぅ・・・」


ギルモアが腕時計に視線を落とし、針が指し示す数字にうなった。


「青春じゃな、ギルモア君、ほっほっほ・・・・」


ブラウン・カラーのろー・テーブルを挟んで向かい合う、対になったシングル・ソファにそれぞれ深く腰掛ける、ギルモアとコズミ。

2人の前には、ガラスコップにミネラル・ウォーターがペットボトルから注がれていた。



「しかしじゃ!コズミくんっ無断外泊は許しとらんぞっ。特にフランソワーズは・・・若い娘がこんな時間になっても連絡もせずに帰ってこんとはっ!!間違いがあっちゃいかんっ。いくらジョーと一緒だとしてでもじゃっ、儂の許可なくっ」


コップを手にし、一気に水を喉へと押し流す、ギルモア。
年頃の娘を持つ父親とは、こういう感じかもしれない。と、その場にいるメンバーは微笑ましいような、気の毒なような印象持つ。


<(間違いが)ない方が男としてどうかと、思うが?>
<ううっ、・・・姫っ姫っ!大人っ!お赤飯っ>
<・・・アイヤアア・・・・やっぱり、そうアルか?>
<ジョーは博士の許可がないと、フランソワーズに手を出せないの!?・・・・でも、お赤飯って、こういう時もなの?>
<っつーか、さくらを振ったその日のうちに、フランソワーズと” にゃんvにゃんv”ってなんなんだよっ!!あいつはっ!>
<<<<にゃんvにゃんv・・・・>>>>


「博士、みんなもだ、・・・なぜ、ジョーとフランソワーズが一緒だとわかるんだ?」


当麻の肩がびくん。と、はねた。


「それは、だなあ、・・・・アルベルト」


アルベルトの素朴な疑問に、口を開いたのはグレートだった。

ギルモアがホテルに帰ってきた時点で、グレートはフランソワーズが携帯電話を、ギルモアの泊まる部屋に置きっぱなしにしていたことに気がついたグレートは、姿を変えて、フランソワーズが泊まるホテルの部屋を見てきたのだ。


「・・・女性の部屋に黙って侵入するのは、紳士として・・しかし、緊急事態のために、失礼させてもらった・・・ら・・・・・」


こりこり。と、人差し指の爪で、左の眉根を痒くもないのに、掻いた、グレート。


「ら?なんだよ!?」
「ジョーの荷物が、・・・姫の部屋にあって・・・」
「ジョーの荷物が?あの、スポーツバックが、か?・・・フランソワーズの部屋に・・・?ジョーは学院から一度、あっちのホテルに戻ったと言うことか?」
「あくまでも、推測なんだけどね」


グレートの言葉をついで、ピュンマが話しはじめた。


「学院から戻ってきたジョーに、フランソワーズが気づいた。と・・・考えられるんだよ・・。篠原先輩と一緒に下の喫茶室に居て、突然に”ホテルに戻る”って言い出したんだって。それで、グレートが部屋から1階に呼び出されて」
「我が輩、何か忘れ物でもした程度に思っていてなあ・・・。ホテル以外に足をむけるなら、報告するのが、当たり前だ。ミッション中であるからして、・・・姫に限ってそれはないと」
「グレート!!フランソワーズが一番”むちゃくちゃ”なのっ忘れちまったのかよ!?素人がうちっ放す機関銃みてえな女なんだぜっ」
「・・・うそお・・」


ジェットのフランソワーズに対する評価に思わず、声に出してしまった海。
ピュンマは、眉を八の字にして、海を見て、こそっと耳打ちする。


「・・・フランソワーズって、いざとなったら、・・・009よりも行動力があって強いんだよ・・・」
「!」
「あくまでも、・・・003の彼女だけどね」


<それにしても、ジェットに怒られるなんて・・グレート・・・>
<もう、終わりネ・・・>


同情の眼差しを張大人、ピュンマから向けられてさらに躯を小さくさせる、グレート。


「いやはや・・・・ここ最近、そういう無茶をするようなことなかったから、だから、つい我が輩・・・・」
「したじゃんか!突然、報告もなくいなくなったの、忘れたのかよっ?!」
「我が輩、その場にはいなかったもので・・・うっかり」
「うっかりですむかよっグレート!」
「落ち着け、ジェット・・・、子どもじゃないんだ。ちゃんと自分の立場くらいわかっているはずだ」
「んじゃっどこへ行っちまったんだよっ!!」


イライラと、ジェットはグレートから背を向けて、同じダブルベッドの左側にどっかりと、腰を下ろし、アルベルトを睨むように見上げた。

手に持った、フランソワーズの携帯の液晶画面を見ながら、アルベルトは推測する。


「(加速のせいで)鍵が壊れたか?」
「鍵壊れてて、どうやってジョーは荷物をフランソワーズの部屋に持ってたんだよ!?」
「多分、フランソワーズの部屋からフロントに電話をかけて、新しい鍵を受け取ったネ。」


張大人は首だけを巡らせて、ジェットの背に向かって言った。


「じゃあよっ、鍵があんならっジョーは自分の部屋で着替えりゃーいいじゃんかよ!」
「・・・届けられた新しい鍵を受け取ったのはフランソワーズだろうな。それで部屋に入って、ジョーの荷物を持って部屋に戻った、と。・・・いうことか?」
「そう考えてるアルヨ。一番妥当ネ」


イワンを抱いたまま、躯を捻り、張大人はアルベルトに視線をむけた。


「それで?ホテルで2人は一緒にいたことは予測できたとして、その後はどこへ行ったんだ?2人は一緒か?それとも、別々に行動しているのか?」


アルベルトの問いに、誰も答えなかった。
しばしの沈黙の後、ギルモアが言葉を口にした。


「不良息子め・・・。まったく・・・。もう夜も遅い、ジョーのことは放っておくがいいわい、そのうちひょっこりフランソワーズと帰ってくるじゃろう。帰ってきたら、しっっっっっっっっっかり灸を据えてやらねば・・・、儂の可愛いフランソワーズを黙って連れ出したんじゃ、それなりの覚悟はできとらんとなあ?コズミ君」
「ほっほ。・・・参加してもええかね?・・・可愛い、うちのさくらを泣かせるような”振り方しかできんかった、色男じゃて、それなりに、なあ?ギルモア君」
「最近、甘やかしてしまったかもしれん・・・。色々あったが、それはそれ。これはこれじゃ!」


テーブルに置いたままであった1リットルのボトルを手に、水を注ぎ足す、ギルモア。


「ふむ。男としての”けじめ”は教えておかんとの?」
「そうじゃ、コズミ君!」
「やれやれ、最近の若いもんは、物事の進め方が下手で、見てられんわい。もっと頭を使わんとのう?」
「まったくじゃ。これしきのことで、オタオタ、のろのろしておって、まったく、儂らの若いころに比べたら・・・これしきのこと、朝飯前の、寝起きの顔を洗うくらいの小さいことじゃ。のに、ちんたらと、まったく・・・」
「あの頃のギルモア君は、いやあ、素晴らしかった・・・女のさばき方は、なかなかの腕前!」
「何を言うか、コズミ君。シズカさんとの結婚前のこと、儂は忘れとらんぞ?」


不気味に笑い合う、老人2人に別の意味で言葉がなくなる、メンバーたち。


「・・・・あの、博士」
「ん?なんじゃ、ピュンマ」


勇気ある海の戦士が声をかけて、2人の思い出話を中断させた。


「フランソワーズと、ジョーは一緒だと、・・・?」
「当たり前じゃろ!ここにフランソワーズがいないなら、ジョーと一緒である意外、考えられるのか?」
「ですが・・、博士」


アルベルトがピュンマに援護するかのように、続けた。


「連絡がないことが、何よりの証拠じゃ!バラバラなら、それぞれに連絡してきておる。2人一緒じゃから、連絡してこんのじゃよ」
「っでだよ、博士!」


「あの2人のことじゃしな・・・。両方とも、お互いに確認せずに、もうすでに009は003が、003は009が”連絡した”と、思い込んでおるんじゃろーて。たまに、あったじゃろ?」
「「「「「あ・・・」」」」」
「そういうことじゃ。・・・心配なら、アルベルト・・・フランソワーズの携帯電話を貸しなさい。言ってあると思うが、個々の携帯電話は、お前たちの通信チャンネルと繋げておる。詳しくは端折るが、個人の携帯電話から、その持ち主を追うことは可能じゃと、説明したじゃろ?」


連絡が取れない状況下。
携帯電話を被害を受けない、見つからない場所に埋めておく。
その場所に訪れた仲間が、その携帯電話からその持ち主を追うことができるようになっていた。


「題して、ヘンゼルとグレーテルの森・機能じゃと、言ったじゃろうが?」


<その題名のせいで、忘れてたよ・・・僕>
<いや、ふざけてるもんだと、ばかり、我が輩は・・そうか、本当にできる機能だったんだなあ・・・>
<じゃあ、ジョーが携帯電話忘れても、大丈夫ってことアルネ?>
<ジョーの場合、・・・それ、教えない方がいいと思うよ、僕>
<ジョーも忘れている機能かもしれんなあ・・>


アルベルトは、フランソワーズの携帯電話の電源を切った。



「・・・放っておきましょう。いくらなんでも、そこまでは・・・・。蹴られるどころか、消されてしまいますからね。帰ってきてから、じっくりと博士たちが据える灸に、参加させてもらいます」


にやり、と。片口角をあげて、笑ったアルベルトだが、目は笑っていない。
ジェットも、軽く首を縦に振ったことから、参加するのだろうことがわかった。


「教えてください」


当麻が膝上で組んでいた手の骨が軋むほどに、彼は力を入れて握り込んだ。
彼の吐き出した言葉が、その部屋にいた全員に届く。


「教えてください。・・・・今、2人は本当に一緒にいるんですか?確実に・・・・。そして、2人はどこにいるのか、教えてください。できれば、連絡できる方法があるなら、・・・連絡してください」
「篠原・・・」


当麻は、顔をあげて、アルベルトの持つフランソワーズの携帯電話を見る。
その横顔を、海が見つめた。


「好きにしろ」


アルベルトは、携帯電話を当麻にむけて投げた。
きれいな弧を描き、すとん。と、見事に当麻の広げたての上に落ちた。


「だが、自分の立場はかわっているな?独りで行動するな。オレはつきあわんぞ。・・・コズミ博士、さくらが車を運転してここまで来られたのでしたね?」
「ああ。そうじゃよ」
「お送りします。・・・さくらも一緒に」
「それは助かる。頼むかな、アルベルト君に」
「オレも、悪ぃが遠慮するぜ。・・・どーせ明日も”あやめ祭”なんだしよ、戻ってくるのが009だしな!」
「海、駄目だよ。君は体力温存。何かあったときにヘバったら困るし、・・・篠原先輩、すみませんが、僕はジョーを信じてるし、同じようにフランソワーズも。それに、・・・2人がミッション中であることを忘れるはずないから。それ以外に何かあったとしたら、すでに何かしらの連絡が来てるはず・・・・ミッション中だって、それなりに”プライベート”な時間があってもいいはずだから。・・・・アルベルト、僕らの部屋にさくらを寝かせてるから、一緒に行くよ。海、部屋に帰るよ」
「・・・p、ピュンマ、でも・・」
「人のことより、自分のこと!」
「う・・・うん・・・・」


ピュンマが立ち上がると、海に部屋に戻るように、有無を言わせずベッドから立たせた。
アルベルトはコズミ博士をエスコートするように、部屋を出て行き、それにピュンマと海が続き、ジェットも一緒に部屋を出る。


「コズミ君、今日は楽しかったぞ、また連絡するからの」
「ほっほっほ、次はカラオケ・バーで練習じゃな?・・・おやすみ、ギルモア君」
「お疲れさまアル、コズミ博士」
「大人、テレサ・○ンのレパートリー増やしといていておくれよ」
「アイヤ~・・・」
「おやすみなさい、コズミ博士」
「うむ、グレート君。あまり気にする出ないぞ」
「・・・はい」


ドアが閉まる直前にコズミ博士の軽い別れの挨拶が交わされた。


「やれやれ・・・」


ギルモアは、シングル・ソファの上で大きく伸びをする。


「グレート」
「はい・・・」
「お前さんは色々あっちこっち飛び回って、疲れておるじゃろ、今日はここで、儂とイワンと、一緒に休むがいい・・・。大人」
「アイアイね!」
「・・・当麻クンにつきあってやってくれるか?」
「まかせるアルね!」


ギルモアからの頼みに胸をはり、ぽん!っと、拳で胸を叩いた。


「当麻クン、携帯電話を貸しなさい。・・・ただし、1つだけ。儂に言わせておくれ」


張大人は、腕に抱いていたイワンをグレートの腕に抱きわたした。


「なんでしょう?」


ギルモアはゆっくりと腰をあげて、当麻の座るベッドに、彼の隣に腰を下ろした。
当麻は手に持っていた、携帯電話をギルモアに渡す。


「フランソワーズが誰を選ぼうと、フランソワーズの自由じゃ。儂は、ジョーだろうが、当麻クンであろうが、あの娘が幸せなら、何も言わん。・・・・・儂はこの限りある命を息子たち、そして、フランソワーズのために捧げておる。いや・・・はっきり言えば、フランソワーズに捧げておる。あの娘の全てに、儂は責任を持っておる・・・じゃから言うが、・・・・中途半端な気持ちでは関わらんでおくれ」
「・・・ギルモア博士・・」
「言っている意味がわかるかのう・・・?」
「・・・・」
「あの娘が、”ただの”娘なら、儂は間違いなく当麻クン、君を娘のボーイフレンドとして君を薦めておるよ、ジョーよりもな。しかし、じゃ。・・・悪いが、あの娘は”ただの”娘じゃないんじゃ・・・・。特別な子なんじゃよ・・・。儂のせいで・・・な・・・・・」
「・・・・」


ギルモアは、手に持ったフランソワーズの携帯電話の電源を入れた。


「儂がこの限りある命を終えた後、誰が護ってくれる?あの、可哀想な娘の、全てを、誰が護ってくれる?・・・息子たちじゃ。息子たちが、全身全霊で、フランソワーズを護ってくれるじゃろうが・・・、あの子は、女の子じゃ・・・。ただ、それだけで幸せなのかのう・・・・、女として愛し、愛されて、永遠に離されることのない腕で、フランソワーズの躯もこころも、全てを守り抜くことができる、男に、任せたい」


十字キーを器用に操作し、液晶画面に映し出した地図。
聞いたことのない、街の地図。


「永遠に・・・・」
「・・・同じ、サイボーグなら簡単じゃ」


ぐ。っと、当麻の空気が固まるのを、ギルモアは当麻と触れ合った部分で感じ取る。


「・・・・・・・・・・しかし、こころは、どうじゃ?いくらサイボーグでも、こころは別じゃ・・・。・・・・限りある命を終えた後も、フランソワーズのこころに生き続け、支え続けられる、強い、強い、男でいられるか?・・サイボーグ以上に、強い、意思と、こころと、愛。・・・死んだ後も通じ合える信頼関係が、な・・・。難しいぞ?・・・・相手は、ジョーじゃからな・・」


ギルモアはベッドから立ち上がると、携帯電話を張大人に渡した。


「一時的な気の迷い、・・・あの娘の容姿や、優しさに好感を持った程度じゃったら、関わらんでおくれ。あの子たちを悩ましたり、傷つけたりせんでおくれ、そっとしておいてやっておくれ。同じサイボーグ同士でも、なかなか、こころの方はうまくいっておらんでなあ・・・」


携帯電話を受け取った張大人が、ギルモアを思いやるように、腕を伸ばして軽く抱きしめた。


「当麻クン・・・すまんのう。疲れておるのか、ちょっと感情的になってしまったようじゃな・・・。・・・やれ、ジョーのせいじゃな。この年寄りを、まったく・・・」
「会ったら、がつん!っと殴っておくアルヨ!」
「ふっふっ・・一番、ジョーを甘やかしておる、大人がか?」
「一番ジョーを甘やかしてるのは、ジェットあるヨ!」
「いやいや、意外に・・アルベルトやジェロニモも、のう・・・」
「それを言うなら、ピュンマもですよ」


グレートがイワンをそっとベッドの上に寝かせると、立ち上がって張大人に代わり、ギルモアを支えた。

「アンタも相当ネ」
「大人には勝てないぞお・・・・博士、熱いシャワーをさっと浴びてきなさって、お休みください」
「むう、そうするかのう・・・」


ずずっと、鼻をすする音。
ギルモアの広い背中を見上げながら、当麻はこころの中で絡まった感情の糸を解きほぐすように、ギルモアの言葉を反芻した。


「当麻君、ホテルに戻るも、探しに行くも、ここを出るアルヨ、博士が休まれるからネ」




---結局、ミンナ、じょーヲ 好キデ 甘ヤカシマクッテルッテコト ダヨネ?・・・仕方ガナイ大人タチ・・・。




むにむにと、お気に入りのおしゃぶりを加えたまま、軽くため息をついた、イワン。


<グレート、オムツ!>
「お、おお!王子どの、しばし待たれよ、今バスルームから替えをとってくるからな!」




張大人と、当麻がホテルの部屋を出たころ。
街に落ちた人口の星が放つ光であふれ、昼とは別の顔を見せていた。






「・・・・・・・ジョー、どこへ行くの?」
「さあ・・・どこだろう」












====11へ続く


・ちょっと呟く・


・・・・正直に言います。

ホテルで落ち合った9と3。
何度描き直しても、大人になってしまいました・・・(笑)
告白も何もしてないのにっ、9、なんで?!3っそれでいいの?!っと、泣きました。

まだっまだだからっ。
ちょっとっ。確かにっ普通ならもう恋人ラブラブだろうけどおおおっ。
待って、もう少し我慢してーーーーーっ。
ひっつかないでーーーーーーーっ。

ハナレテーーーーーーっ!


当麻くんの意味ねーーーーーーーーーっ(←ひどい)


そうかあ、ここの93って、もう限界?なのかなあ。と、ちょっと反省(笑)
けれど、見事に引き離しに成功!
いや、引き離したって言うより、ホテルで2人きりの環境から追い出した?


ゴール近いかもですねえ・・・。
9がオオカミさんになりつつありますから・・・(笑)
耐えさせてる分、後が怖いなあ・・・。
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