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何だか嫌な予感がする/アタシってばすごーい!
(注意)このお話は、仮面○イダー・ブラックがわからないと、?かもしれません。なので、別のお話と差し替えた、元のお話です。

同じお題で、↓書いてます。

『何だか嫌な予感がする/009の予感は常に正しい?


内容的には、両方とも次の(25)へとちゃんと繋がります。
お好きな方を序章としてお選びくださいませ☆


仮面○イダー・ブラックは1987年(昭和62年)から放送された番組です。
仮面○イダー・ブラックRXは、1988年(昭和63年)から、ブラックの続編として放送されました。主人公を演じた役者さんが主題歌を歌うなど、当時、とっても人気が高く、ブームとなった作品です。
仮面○イダー・Jは、1994年に東映で劇場映画化された作品です。(原作者が製作に関わった最後の作品です)>



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ギルモア邸のキッチン・カウンターに置かれた卓上日替わりカレンダー『水木○げる・浮世絵/妖怪道365』の日付を替えることが、フランソワーズの1日の始まり。

「5月ね・・・」

フランソワーズはふう。と、ため息をついた。

切り取ったカレンダーは、ジョーの部屋にあるスキャナーに取り込まれ、今年の終わりに、インターネットで調べたお店でタペストリーとして作り直してもらうのだ。
(縮小画像で並べられた、1年分のカレンダーとなる予定)365日分の妖怪たちのまめ知識と書き下ろしイラストのそれに、フランソワーズは今からドキドキしていた。


そのドキドキした高揚感が一気にしぼむのは、5月の文字のせい。


「あと・・・15日もあるのよ」


そう、今月の16日はジョーの誕生日。


「どうしましょう・・・」


今月のお小遣いをすでにギルモア博士から前借りをし、絵本4冊、そして、『歴代全員大集合!仮面○イダー・食玩キーホルダー』を全種制覇のために、大人の箱買い(2つ)をしたのだった。


「春は新商品が多いんですもの・・・」


偶然に日曜日の朝、いつもと違うチャンネルに合わせたときに、見てしまった子ども向けアクション・ヒーロー・シリーズの番組を見てしまったフランソワーズは、一気に現在放送中の仮面ライダーにおもいっきり転んでしまった。

週末にたまにいくDVDレンタル・ショップで偶然みつけた、懐かしのヒーロー・特選集vol.1~以下続刊。そこで初めて知った、仮面ライダー・ブラックが、ライダー・シリーズの中でフランソワーズの一番のお気に入りとなった。

その、お気に入りの仮面ライダー・ブラック*は、フランソワーズの携帯電話、ジョーとお揃い子泣きじじいのストラップと並んで揺れていた。

ジョーの携帯電話には、仮面ライダー・ブラックRX*がつけられていたりする。
ちなみに、彼の大学のバイトにでかけるときの鞄には、”仮面ライダーJ”が揺れている。


「(南)光太郎さん、私はどうしたらいいのかしら?」


フランソワーズはカウンターに置いていたキーホルダーに話しかけた。
先月から、予約していた超絶保存版・仮面○イダーDVD全集の発売が始まったために、毎月お小遣いの半分以上が確実に消えていく。


「・・・フランソワーズ、光太郎って誰?」


朝食を取るためにダイニングルームへ入って来たジョーの耳に飛び込んできた、聞き慣れない名前。
その名前に、彼の心臓が跳ねて、固まる。


「光太郎さんなのよ♪」
「だから、それ、誰だよ?」


むっとしたジョーは、早足にフランソワーズへと近付くと、真剣な顔でキッチン・カウンター越しに彼女の前に立った。


「だから、光太郎さんよ?」
「だからっ!!誰だよっ!!」
「光太郎さんは、光太郎さんじゃない♪」


ふふふ。っと笑うフランソワーズに対して、寝起きのだるさが吹っ飛び、不快感丸出しのジョー。


「どこのどいつだっ!って、聞いてるんだよっ」
「ジョーだっていつも一緒にいるじゃないの、光太郎さんとv」


カウンター・テーブルに乗り出したフランソワーズ、その人差し指が、ちょん。と、ジョーの頬をつついた。


「一緒に居る???いつも???」


ジョーの眉尾がくっとあがり、眉間にしわが寄り、なんとも言えない困惑の表情になる。


「そおよ♪一緒にいるでしょ?」


ジョーの頬を突いた指が移動し、キッチン・カウンターの上に置いてある携帯電話を手にとったフランソワーズは、繋げられている、キーホルダーをずいっとジョーの目の前に出した。


「仮面ライダー・・・ぶらっく・・う?」


力の抜けた情けない声に、きょとん。と、した瞳でで、ジョーは目の前のキーホルダーとフランソワーズを行ったり来たり。


「そう、ブラックの変身前は、南光太郎さんっておっしゃる素敵な人なの♪」
「・・・・す、素敵?」
「かっこいいのよ!ブラックまで長い道のりだけど、がんばりましょーね!!」
「え?」


フランソワーズの言葉に、なんだか嫌な予感がする、ジョー。


「これからお夕食の後は毎日30分、ライダー・タイムよ!1話も見逃したらいけなくてよ?とってもそれは失礼なの!」
「・・・毎日!?」
「毎日って・・・そんな、ボクだって見たい番組や映画が」
「だって、がんばらないといけないんだもの!」
「何をそんなに・・がんばらないといけないんだい?」


ジョーは少しずつフランソワーズから距離を取る。
フランソワーズが最近ヒーローものにハマっていることは知っていた。
今、フランソワーズが好きになっていく(ハマっていく)仮定を目の前にして、フランソワーズは1つのことに興味を持つと、とことん徹底的に彼女が満足するまで探求していくタイプであることを、悟る。


「だって、今までの全シリーズが毎月15話~30話ずつ届くのよ!」
「・・・ライダー・シリーズってまだやってる・・よ、ね・・確か・・・」
「ええ、現在はライダー・ディケイド♪」
「でぃ・・けい、ど・・」


ああ、そうだ。っと、ジョーは思い出す。

日曜日の朝早く、フランソワーズが番組が始まる前になると、ジョーを叩き起こしに来る原因の番組。
実際、リビングルームに降りてもソファの上で夢の中のため、一体何の番組を見ているのかすっぽりジョーの頭から抜け落ちていた。

フランソワーズは、とにかく誰かと一緒にテレビがみたいらしく、ジョーが駄目なときは夜の時間だろうが、昼の時間で研究室に籠っていただろうが、イワンを抱いて観る。


「ライダー・ディケイド (Decade)はラテン語で10の意味、英語で、10年紀って意味なの。ちょうど平○・シリーズ10作目って言う意味が込められているわ!それにね、その平○シリーズ歴代の仮面○イダーが総登場する、クロスオーバー的な作品でもあるの♪」
「ふ・・ふーん・・・」


ジョーの予感が現実のものとなろうとしていたのを回避すべく・・。


「それでね!」
「あ、ね、フランソワーズ・・・ほら、ボク、もう行かないと!!!」
「え?」
「ごめんね、話しはまた、帰ってきた後に聞くから!!」


じりじりと後退していた間合いを見計らって、ダイニングルームを出て行く、ジョー。
背中にべっとり汗をかいているのは、気のせいではない。


「まって!朝ご飯は~?」
「また、明日!」


意味の解らない返答をもらい、呆然とするフランソワーズの耳にギルモア邸の玄関のドアが閉まる音が聞こえた。


「もっ!!」


朝ご飯を食べないなんて!っと、ご立腹のフランソワーズ。だ、けれど・・・。


「あ!!!」


名案を思い付く。


「○×遊園地で確かっ!!」


フランソワーズは切り取ったカレンダーの紙と一緒に、ジョーの部屋のパソコンへと一目散に駆け出した。









***



ギルモア邸を出て、走って駅までたどり着いたジョーは、駅前のコンビ二でおにぎり2個と珈琲缶を買った。


「あ・・」


電車を待つ間、駅構内のベンチで手に取ったおにぎりが、ぞくり。と、背筋に普段感じる事のない寒気を感じたせいで、ジョーの手から転がってホームに落ちた。


「・・・・・・どうも、嫌な予感がする」


---防護服着てるときと、着てないときで、どうしてああも・・変わるのかなあ・・・・。


特に、このごろその差が激しくなっている気がしないでもない、ジョーだった。








***

「そうよ!これよっ!ジョーのお誕生日は、遊園地で○イダー・ショーだわッ!!」


おでかけなら、ギルモア博士がお小遣いとは別に交通費を出してくれる。
(おねだり(フランソワーズのみ有効)すれば、『何か土産でも買って来ておくれ』と、臨時収入がつく。)
フランソワーズは早速、ライダーショーのチケットを2枚(ちゃっかり学生料金)をジョーの部屋のパソコンから購入した。




「ランチはジョーのお誕生日スペシャル♪で、彼の好きなのを、たああっくさんお弁当にすればいいのよね!」


それなら、ギルモア邸の食費でまかなえる。


「アタシってば、すっごーい!!」


きゃあああ♪っと1人で盛大に自分自身に拍手をする。


「仮面ライダー VS. サイボーグ009ねっ!!」


遊園地の着ぐるみショーに、観客参加の申し込みがあり、ちゃっかりジョーの名前を書いて申し込んだのだ。


そのころ、珍しく朝早くにダイニングルームに現れたギルモアが、フランソワーズの姿を探してうろうろしていた。


「フランソワーズや・・・・。腹が減ったんじゃが・・・・」


いつものフランソワーズなら、その声をきちんと聞き取っていただろう。が、今は自分の名案に浮かれていて、聞こえていない。
















end.


25)へ続く

*・・・・ 遊園地でお誕生日デート・・・ですか。
 もじもじしてなーい!!

お誕生日へいきます!
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